• ポイントキャンペーン

ポール・スミザーの剪定読本

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 95p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784062193696
  • NDC分類 627.7
  • Cコード C2076

出版社内容情報

日本をこよなく愛するイギリス人造園家が、自分で描いたイラストと写真で、自然樹形を楽しむための庭木の剪定法をわかりやすく解説。 日本の植物と自然をこよなく愛し、日本で活動するガーデンデザイナーのポール・スミザーは、自然と人が触れ合うことのできるナチュラルガーデンを提唱して、自然志向の新しい流れをつくる原動力となっています。
 庭木はナチュラルガーデンを構成する要素として、宿根草やグラス類とともに重要な存在ですが、一度植えたら簡単に植え替えることはできません。したがって、植える目的や木の性質をよく知って種類を選び、植える場所や木と木の間隔を適切に取ることが大切です。
 ところがポールは「日本の庭には木が多すぎる」と声を大にして言います。「もっと木を少なくすること」が必要で、花屋で衝動買いするなどして庭に木を植えすぎた結果、なんだか分からない魅力のない庭になっているのです。
 ポールの自然流では、肥料や殺虫剤は用いません。与えるのは腐葉土かバーク堆肥のみです。これらを敷き詰めたり(マルチング)、シートを敷いて雑草を防ぎます。虫が来るのはむしろ歓迎すべきだとさえ言います。
 そして剪定は冬に枝先を切る剪定よりも、夏に茂りすぎたら不要な枝を抜く「枝抜き」をすすめます。さらに日本の庭師があまり行わない、株元から切って木を再生させる「コピシング」を多用します。
 これら従来の日本の庭師が教えてきた剪定法と一風違った、ユニークだが理論と経験に裏付けられた手入れ術を、きれいな写真と本人が描くイラストを駆使して、中級者?上級者向けの実用書とします。

イントロダクション
日本の皆さん、庭木に手をかけすぎていませんか?
あなたはどうして木を切るのか?
Part1:木そのものを楽しむなら、自然に学べ!
Part2:目隠ししたいのなら地道にゆっくり!
Part3:花を愛でたいのなら、急がば回れ
ポール・スミザーとゆかいな仲間たち
 1ツリークライマー安藤義樹
 2プラントハンター荻巣樹徳
 3北杜市オオムラサキセンター跡部治賢
 4現代の名工・打ち刃物職人
Part:4葉っぱにまみれたいなら、思い切れ
Part:5シンボルツリーは、身の丈を知れ!
情報1樹木を知ろう!
   2樹木を知るには花を見ろ
   3いつ剪定したらいいのか?
   4コラム:バラだって恐れるに足らず
   5山に学ぶ、鳥や虫を呼ぶ剪定
   6木の健康を守る切り方
   7巷にあふれる良くない切り方


ポール・スミザー[ポール スミザー]
著・文・その他

内容説明

ザ・センテイ。これだけわかれば庭木の剪定なんて、もう怖くない。みんなで日本の木を、森を、世界一元気にしよう!

目次

あなたの庭の木たちは、喜んでいますか?
ガーデニング座談会 あなたはどうして庭の木を切るのか?
HOW TO SENTEI(木そのものを楽しみたいなら、自然に学べ;庭のイメージがあるのなら、苗木から育てよう;つる植物を愛でたいのなら、急がば、まわれ!―つる植物の仕立てと剪定テクニック;葉っぱにまみれたいなら、思い切り、切れ!―コピシングのテクニック;シンボルツリーは家族同然。一生のおつきあいです―シンボルツリーのテクニック)
ポール・スミザーSENTEI Information(マニュアル通りの剪定は、大怪我のもとです;庭に木を植えるときは、100年後をイメージしよう;木は、健やかに切りましょう―シャイゴ博士の剪定理論;ジェム・プラントの里山での作業です;ポール・スミザーが、リョウブを切ってみました;剪定は、里山に学べ)
理想の里山絵巻物

著者等紹介

スミザー,ポール[スミザー,ポール] [Smither,Paul]
ランドスケープデザイナー、ホーティカルチャリスト(園芸家)。1970年イギリス・バークシャー州生まれ。「英国王立園芸協会ウィズリーガーデン」および「米国ロングウッドガーデン」にて、園芸学とデザインを学ぶ。1997年東京都三鷹市で有限会社ガーデンルームスを設立。ランドスケープデザインや生物多様性を育む環境づくりについてのコンサルティングのほか、ナチュラルガーデンの実践的な指導やワークショップを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。