おまめごとの島

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062193597
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

3人の男女と1人の少女の物語。『お父さんと伊藤さん』で鮮烈なデビューを飾った中澤日菜子が小豆島を舞台に家族の絆と恋愛を描く。

恋と結婚を諦めた……
アラフォー女性

家庭から逃げたい……
アラサー主婦

過去をひた隠す……
30代イケメン

不器用な大人たちが
小豆島という大きなおうちで巻き起こす
笑いと深い感動にあふれた「絆」物語。

親友を頼り、東京から小豆島へやってきた内向的30代イケメン・秋彦。島内のホテルで仕事を始めるが、恋も結婚も諦めたアラフォー女性・言問子と、家庭から逃げ出したいアラサー主婦・真奈美の間で、彼を巡りイザコザ発生。さらに東京育ちの美少女の出現で波瀾万丈の予感!? 平穏に生活していた島の人々を巻き込んで、島へ逃げるしかなかった秋彦の内面が明らかになっていく……。「家族」って何だろう? いちばん大事なものって何だろう?

デビュー作『お父さんと伊藤さん』(小説現代長編新人賞受賞作)は
メディア、書店員、読者から圧倒的高評価!
次代を担う新鋭・中澤日菜子の家族小説。

【著者紹介】
1969年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。出版社勤務の後、劇作家として活躍。小説執筆にも取り組み、2013年『お父さんと伊藤さん』で第8回小説現代長編新人賞を受賞、翌年デビュー。同作は「ダ・ヴィンチ」2015年1月号の『本読みのプロが選ぶ、「とっておき」の今年の3冊』(選者:香山二三郎氏)と「本の雑誌」2015年1月号の『2014 エンターテインメント ベスト10』第10位(選者:北上次郎氏)に選出される。
また戯曲では、2007年「ミチユキ→キサラギ」で「第3回仙台劇のまち戯曲賞」大賞、2012年「春昼遊戯」で「第4回泉鏡花記念金沢戯曲大賞」優秀賞などを受賞歴多数。

内容説明

親友を頼り、東京から小豆島へやってきた内向的な30代イケメン・秋彦。島のホテルで仕事を始めるが、恋も結婚も諦めたアラフォー女性・言問子と、家庭から逃げ出したいアラサー主婦・真奈美の間で、彼を巡りイザコザ発生。さらに東京育ちの美少女の出現で波瀾万丈の予感!?平穏に生活していた島の人々を巻き込んで、島へ逃げるしかなかった秋彦の内面が明らかになっていく…。「家族」って何だろう?いちばん大事なものって何だろう?次代を担う新鋭・中澤日菜子の家族小説。

著者等紹介

中澤日菜子[ナカザワヒナコ]
1969年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。出版社勤務の後、劇作家として活躍。小説執筆にも取り組み、2013年『お父さんと伊藤さん』で第8回小説現代長編新人賞を受賞、翌年デビュー。同作は「ダ・ヴィンチ」2015年1月号の『本読みのプロが選ぶ、「とっておき」の今年の3冊』と「本の雑誌」2015年1月号の『2014年度エンターテインメントベスト10』第10位に選出される。また戯曲では、2007年「ミチユキ→キサラギ」で「第3回仙台劇のまち戯曲賞」大賞、2012年「春昼遊戯」で「第4回泉鏡花記念金沢戯曲大賞」優秀賞など受賞歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chimako

94
中澤日菜子さん2冊目。『お父さんと伊藤さん』が好きで図書館で探してきた。が、今回どの登場人物にも好感が持てず残念。いくつになっても女が全面に出る真奈美は言うに及ばず、主人公の二人にもイライラさせられる。病気があるのは分かるが、 大人なのだから子どものためにも何とかしてよ~の連続。すごいイケメンが故に災難に巻き込まれるなんてね。島の大人たちに救われた一冊だった。ただ、小豆島の棚田は見てみたいなぁ。表紙と書名は読了後に意味がわかる。秋彦、しっかりしなさい!2016/04/02

りょうこ

93
多分初読み作家さん。瀬戸内海の小豆島で繰り広げられるドタバタ。結構面白くて一気に読んだ。後半はなんだかドロドロしてるんだか?ギャグなんだか..(笑)シリアスな雰囲気も保ちつつ面白い感じで迫ってきたかと思ったら、やっぱりすごく良い事言ってたりと..結構振り回された作品。印象にすごく残った。小豆島行ってみればよかったなぁ。近くまでは行ったんだけどな!個人的にドラマ化するなら無駄なイケメンを関ジャニ∞の錦戸君に!⬅︎最近好き(笑)2015/12/21

それいゆ

86
小豆島観光協会協力と書かれていますが、迷路の町、千枚田、オリーブ公園、二十四の瞳映画村や豊島美術館など観光地が次々と出てきて、この物語を読めばきっと小豆島を訪れたくなると思います。表紙に描かれている棚田から見える海の風景は、最高にお勧めのスポットです。久留島、三木、高橋、山本など小豆島に多くある名字の人物ばかりが登場するので、とてもなじみがあり雰囲気が出ています。「小豆島ロイヤルホテル」の「天空露天風呂」も実際ある施設が思い浮かんできます。作品のできは?ですが、地元民の私は楽しく読むことができました。2015/11/11

ゆみねこ

82
中澤さんの文章はとても読みやすくて、所々でクスリと笑ったりうなずいたり。秋彦があまりにもへたれでちょっとイライラしたり、真奈美に呆れたり。ジグソーパズルのピースをはめ違えた家族の再生の物語。山本さん、渋くて格好良い!お勧め本です。2016/07/21

Seiei Ikeda

70
読み終え、本のカバーのそでまでも広げて眺めいる。豊かで美しい島の景色に、それぞれの人生が、爽やかなそよ風になって駆け巡る。読書中は、ページを開き抱腹絶倒しては、息が詰まっては、涙が滴り落ちては、そのたびに本を伏せては満ちる余韻に浸った。無駄にイケメンとその美しい娘ハルカ。そして隣に住む他人のコトコ。東京から小豆島にやってきた三人と、島の人たちの物語は、神様の贈り物のように、鮮やかな色彩をともなって心に広がる。お勧めいただいた、お気に入りさんと、そして無駄にイケメンとして生まれなかった自身に感謝したい。2015/12/29

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