屋根ひとつお茶一杯―魂を満たす小さな暮らし方

電子版価格
¥1,100
  • 電子版あり

屋根ひとつお茶一杯―魂を満たす小さな暮らし方

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B40判/ページ数 242p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062193429
  • NDC分類 590
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「シンプルな生き方」を提案し世界中に信奉者をもつ著者が、自らの家をとおし小さな住まいがもたらす幸福とシックな暮らし方を伝授。「シンプルな生き方」を具体的に示し、フランスを中心に世界中に信奉者を増やしているドミニック・ローホーさんが、初めて自らの家をとおして幸福になる住まい方を教えます。

ローホーさんはパリの住まいを、ブルジュアの屋敷だった建物の屋根裏部屋にしました。
家が大きいから幸福というのは幻想です。大きな家でエネルギーを消耗するより、小さな住まいで持ちものも少なく幸せ多く暮らしたいもの。そのためのシックなインテリアの工夫も具体的に伝授しています。

小さな部屋がもたらすものは、自由、心の安らぎ、自らのエネルギーの充電……。精神の豊かさだけでなく、経済面や時間の束縛からも解放されます。
たとえば、「分相応」をあえて格下げした生活もひとつの選択です。将来への不安感を払うきっかけにもなるでしょう。何か足りないという悩みや不安が減り、時間にゆとりももてるのです。
小さな暮らしでの自立した生活が、友情、恋愛、家族といった人間関係をより深め、孤独さえ豊かなものにできるでしょう。

小さな暮らし方を選んだ人は、自分の生き方に満足できるとともに、向上心や謙虚さ、控えめな姿勢を尊ぶ心が生じます。
そんな、小さな美しい暮らしをどのように手にし、それを磨き愉しむか、本書で知ることができるのです。

第1章 「小さな住まい」という贅沢
第2章 「孤独」のない人生に喜びはない
第3章 宝石のようなわが家を持つ人々
第4章 日本に息づくシンプルな美に学ぶ
第5章 上質に暮らすインテリアの知恵
第6章 幸福のためにお金を投資する秘訣
第7章 魂を満たすシンプルな生き方
第8章 引っ越しという人生の賢い選択


ドミニック・ローホー[ドミニック ローホー]
著・文・その他

原 秋子[ハラ アキコ]
翻訳

内容説明

質の高い人生のために「小さな家」を選ぶ。すると、ものとのつきあいから、時間の使い方、お金、孤独、自由、人間関係まで、あなたが幸福になるように変わりはじめるでしょう。フランス・ヨーロッパ各国でベストセラー。シンプルな生き方を教える著者による待望の書き下ろし。

目次

1 「小さな住まい」という贅沢
2 「孤独」のない人生に喜びはない
3 宝石のようなわが家を持つ人々
4 日本に息づくシンプルな美に学ぶ
5 上質に暮らすインテリアの知恵
6 幸福のためにお金を投資する秘訣
7 魂を満たすシンプルな生き方
8 引っ越しという人生の賢い選択

著者等紹介

ローホー,ドミニック[ローホー,ドミニック] [Loreau,Dominique]
著述業。フランスに生まれる。ソルボンヌ大学で修士号を取得し、イギリスのソールズベリーグラマースクール、アメリカのミズーリ州立大学、日本の仏教系大学で教鞭をとる。アメリカと日本でヨガを学び、禅の修行や墨絵の習得などをとおし、日本の精神文化への理解を深めてきた

原秋子[ハラアキコ]
フリーランスのフランス語通訳翻訳家。東京に生まれる。父親の仕事の関係で小中学校時代をフランスで過ごし、留学先グルノーブル大学にてフランス語教師資格を取得。帰国後、神戸ステラマリスインターナショナルスクールにてフランス語を教える。1986年度通訳案内業国家資格取得後、数多くの通訳・翻訳の仕事を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

154
住まいは広さや装飾より、居心地のよさが重要です。たった一畳であっても自分の空間を保つこと。生活様式の遊牧民化ノマドはこれからも進んでいく。私たちは家や物、金銭の使い方について真剣に考えるが、時間は再生不可能であり経験は貴重です。孤独の時間をひとりで生きていくことができて初めて、人を抑圧することなく全てを愛せるのです。…精神性の空間。中庭の水溜まりはそのままにしてください。私はそこに雨粒が丸い輪を描くのを見るのが好きなのです。陰翳礼讃。心の豊かさとは、狭さや薄暗さ、静寂にある。心と体の深淵に浸るためにある。2021/11/23

竹城 俊之介

71
ミニマルなライフの素晴らしさを礼賛するドミニックさん。今回のテーマは家。小さくてシンプルな住居が、いかに素晴らしいかについて滔々と語られます。少々残念なのは「〇〇さんの家は素晴らしい」的事例が大量に紹介されますが、写真も絵も無いので文章から想像を巡らすしか無いということです。まあ想像する愉しみなのかもしれません。 夫婦の話で、夫婦それぞれが家を持って自立するってのは、ちょっとイメージしにくかった。二軒の家を行き来する子ども?ちょっと心配になります。個を重んじる世の流れから行くと、未来はそうなるのかも……?2024/06/18

ぶんこ

62
外国の方が日本に来ると、その暮らし方のシンプルさに憧れるのが理解できるので、著者がこういった本を書かれた思いに共感できました。特に嬉しかったのが「陰翳礼讃」に触れていたところです。何も置かれていない畳の間に床の間に掛け軸と一輪の花、障子からもれるあかり。歳とともに日本の良さに感動するようになってきました。日本の迎賓館は赤坂ではなく京都の桂離宮にして欲しい。そんな思いがふつふつと湧いてくる読後でした。2018/08/01

emi

55
家という場所であり空間をコンパクトにするとどんなことがいいのか?という主張の一冊です。多分この内容全部を肯定する日本人はそう多くはない気がしますが、共感するところも。読んでて思ったのは、サザエさん一家ってあの面積にしては住んでる人が多いのに、狭さを感じさせないのは和室だからなんですね。清貧という言葉は私は好きじゃないけれど、言うなればコンパクトで多機能ならいいのだと思います。単に狭い或いは広い空間だからいい悪いじゃなくて、どれだけ手間をかけて愛おしむか。むしろ片付けという物の取捨選択が最初じゃないかな。2016/05/18

野のこ

52
「体の精神と安らぎ」「小さな住まいだからこそ軽く生きられる」私も小さいけど清潔でシンプル、居心地のよい空間に心がけているし、孤独好き、沈黙の時間、共感するところも多かったです。「夫婦でも私生活と自由を確保する権利」共同生活を穏やかにする秘訣だなぁふむふむ。「円満な別居夫婦」はちょっと嫌。千利休の「あなた様のもっともお好きな花をご想像で活けてください」うーん…お花は活けてほしい。『魔女の宅急便』のキキの住まいを思わせるような屋根裏部屋は子どもの頃にいや、何気に今も憧れます。 2017/02/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9026828
  • ご注意事項

最近チェックした商品