マスターアルゴリズム―世界を再構築する「究極の機械学習」

ドミンゴス，ペドロ【著】〈Ｄｏｍｉｎｇｏｓ，Ｐｅｄｒｏ〉/神嶌 敏弘【訳】

講談社（2021/04発売）

• サイズ B6判／ページ数 522p／高さ 19cm
• 商品コード 9784062192231
• NDC分類 007.1
• Cコード C0055

出版社内容情報

ペドロ・ドミンゴス［ペドロ ドミンゴス］
著・文・その他

神嶌 敏弘［カミシマ トシヒロ］
翻訳

内容説明

Ｓｉｒｉ、ＡｍａｚｏｎやＮｅｔｆｌｉｘのお薦め機能、金融投資、癌治療、そしてＡＩ。すでに生活の一部となっている機械学習はどう生まれたか？すべてを包括する「究極のアルゴリズム」は生まれるのか？神経科学、進化生物学、物理学、統計学、計算機科学の観点から明かす、知的好奇心が沸き立ち“機械学習の説明書”。

目次

第１章　機械学習革命
第２章　マスターアルゴリズム
第３章　ヒュームの「帰納の問題」
第４章　脳はどうやって学習しているのか？
第５章　進化―自然の学習アルゴリズム
第６章　ベイズ師の聖堂にて
第７章　あなたはあなたのそっくりさん
第８章　先生に教わらずに学ぶ
第９章　パズルのピースがはまるとき
第１０章　機械学習時代の世界へ

著者等紹介

ドミンゴス，ペドロ［ドミンゴス，ペドロ］ ［Ｄｏｍｉｎｇｏｓ，Ｐｅｄｒｏ］
ワシントン大学ポール・アレン・コンピュータサイエンス＆エンジニアリング学部教授。ＡＡＡＳ（アメリカ科学振興協会）およびＡＡＡＩ（人工知能振興学会）フェロー。１９９２年リスボン工科大学Ｉｎｓｔｉｔｕｔｏ　Ｓｕｐｅｒｉｏｒ　Ｔ´ｅｃｎｉｃｏ修士課程修了（電子工学・コンピュータサイエンス）。１９９７年カリフォルニア大学アーヴァイン校にて博士号取得（情報・コンピュータサイエンス）。マルコフ論理ネット、影響最大化問題、データストリーム、敵対的学習、ｓｕｍ‐ｐｒｏｄｕｃｔネットなど顕著な業績が知られている、世界有数の機械学習研究者である。ＫＤＤ２００３、ＳＲＬ２００９ではプログラム委員長を務める。ＩＭＬＳ（国際機械学習学会）の発起人。Ｍａｃｈｉｎｅ　Ｌｅａｒｎｉｎｇ誌編集委員。ＳＩＧＫＤＤ　Ｉｎｎｏｖａｔｉｏｎ　Ａｗａｒｄ、ＩＪＣＡＩ　Ｊｏｈｎ　ＭｃＣａｒｔｈｙ　Ａｗａｒｄを筆頭に受賞多数

神嶌敏弘［カミシマトシヒロ］
産業技術総合研究所主任研究員。１９９４年京都大学大学院工学研究科修士課程修了（情報工学専攻）。１９９４年電子技術総合研究所入所。２００１年京都大学にて博士号取得（情報学）。現在は産業技術総合研究所にて、機械学習やデータマイニングの手法、特に、公平性配慮型データマイニングと推薦システムや個人化技術などについて研究。２０１９年人工知能学会ＡＩ　ＥＬＳＩ賞Ｐｅｒｓｐｅｃｔｉｖｅ部門受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Q]

機械学習として現在研究の進んでいる5つの分野に定性的な説明を試みた後、これらを統合したなんでも学習できるアルゴリズムが作れるのだと展望する本。この究極のアルゴリズムを本書ではマスターアルゴリズムと読んでいる。このアルゴリズムは人類にとって最後の発明になるということ。なぜならそのアルゴリズムは以降全ての発明を思いつくはずだから。本書のような知見があるということは自分が生きているうちにシンギュラリティが訪れるのかもしれない。

2021/07/08

[漆黒猫]

機械学習の5つの学派を五芒星にしているというのが興味深かった。 読むのにある程度のプログラム知識は必要かも。 マスターアルゴリズムを指輪物語の詩にあてはめているのが面白かった。 機械学習についてはもっと勉強する必要があるかも。

2022/09/20

[黒とかげ]

うーん。今の自分には難しすぎる。プログラムを勉強してから読み直そう。

2022/03/01