芸能人の帽子―アナログTV時代のタレントと芸能記事

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芸能人の帽子―アナログTV時代のタレントと芸能記事

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  • サイズ A5判/ページ数 541p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062192224
  • NDC分類 779.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

これは事件だ! 名子役出身から一世を風靡した中山千夏の「芸能人」時代を、自身が描かれた週刊誌・芸能誌を分析して立体的に描く!芸能人とは何だったか? 名子役出身でたちまち一世を風靡した中山千夏の「芸能人」時代。議員転身までの、疾風怒濤の60年後半?70年代を、自身が描かれた週刊誌・芸能誌をひもときつつ分析していく前代未聞の1500枚! スリリングすぎて、哀しすぎて、笑いが止まらない衝撃の書。
《かくして私は、古い芸能記事との対面に乗り出したわけだ。
そして、他人が書いた記事を、今の私と当時の私との複眼で見ながら探求し、考え、書いた。アナログTV時代のひとりの売れっ子芸能人と、彼女がいた時代とを、いろいろな意味で立体的に描いた読み物になることを目指して、書いた。》

【本書の内容】
第1章 前口上
1 芸能人の帽子
2 彼女と私と芸能記事の関係

第2章 劇界の有望株を採点する
1 目立たない舞台女優
2 なにかがきっと待っている
3 歌への意志
4 ひょうたん学園

第3章 かわいい“娘”
1 秘蔵っ子
2 自由になろう
3 彼女のチーム

第4章 明るく伸びやかな20歳/中山千夏
1 自分を語る
2 ライター事始め
3 話の特集

第5章 “女”になった名子役、ボインも評判の中山千夏ががめつく青島幸男センセイの女秘書志願
1 現金な記事
2 タレント議員のワイドショー
3 ホステス稼業
4 ホンダラダホイホイ
5 女だから

第6章 才女ブス 中山千夏時代がくる!!
1 芸能人の多忙
2 レッテル
3 CM
4 写真モデル
5 対談
6 流行歌手
7 モノ書き
8 不発の映画監督

第7章 連載スターを斬る!4 竹中労の芸能社会評論`駅弁才女′なんてつまらない
1 浮いた噂
2 金銭のこと
3 デモ隊の地響き
4 大阪「反博」レポート
5 よど号「失言」事件
6 芸能ルポライター

第8章 芸能人の逃走
1 お荷物テレビ論
2 田の中菊さんノーリターン

第1章 前口上
1 芸能人の帽子
2 彼女と私と芸能記事の関係
第2章 劇界の有望株を採点する
1 目立たない舞台女優
2 なにかがきっと待っている
3 歌への意志
4 ひょうたん学園
第3章 かわいい“娘”
1 秘蔵っ子
2 自由になろう
3 彼女のチーム
第4章 明るく伸びやかな20歳/中山千夏
1 自分を語る
2 ライター事始め
3 話の特集
第5章 “女”になった名子役、ボインも評判の中山千夏ががめつく青島幸男センセイの女秘書志願
1 現金な記事
2 タレント議員のワイドショー
3 ホステス稼業
4 ホンダラダホイホイ
5 女だから
第6章 才女ブス 中山千夏時代がくる!!
1 芸能人の多忙
2 レッテル
3 CM
4 写真モデル
5 対談
6 流行歌手
7 モノ書き
8 不発の映画監督
第7章 連載スターを斬る!4 竹中労の芸能社会評論`駅弁才女′なんてつまらない
1 浮いた噂
2 金銭のこと
3 デモ隊の地響き
4 大阪「反博」レポート
5 よど号「失言」事件
6 芸能ルポライター
第8章 芸能人の逃走
1 お荷物テレビ論
2 田の中菊さんノーリターン


中山 千夏[ナカヤマ チナツ]
著・文・その他

内容説明

子役から一挙にTVスターに躍り出た1969年。熱狂的な「チナチスト」を生んだ人気タレントは、たちまち芸能記事の格好の餌食になった。議員転身までの疾風怒涛の10年間を、自身が描かれた週刊誌・芸能誌をひもときながら分析していく前代未聞の544頁!スリリングすぎて、哀しすぎて、笑いが止まらない。

目次

第1章 前口上
第2章 劇界の有望株を採点する―宝石(新年特別号一九六七年一月号)
第3章 かわいい“娘”東宝専務菊田一夫と中山千夏―週刊平凡(一九六六年六月二日号)
第4章 明るく伸びやかな20才/中山千夏―若い生活(一九六八年一一月号)
第5章 “女”になった名子役、ボインも評判の中山千夏ががめつく青島幸男センセイの女秘書志願―週刊明星(一九六八年一二月八日号)
第6章 才女ブス中山千夏時代がくる!!―ヤングレディ(一九六九年三月二四日号)
第7章 連載スターを斬る!4 竹中労の芸能社会評論“駅弁才女”なんてつまらない―週刊読売(一九七〇年三月六日号)
第8章 芸能人の逃走

著者等紹介

中山千夏[ナカヤマチナツ]
作家。1948年生まれ。8歳でデビュー、「名子役」として有名に。1970年代には、俳優、司会者、声優、歌手としてテレビで活躍、世に「チナチスト」を生みだした。作詞も多く、文筆でも『子役の時間』ほかで直木賞候補になるなどして、その多才が広く知られた。また女性解放運動や人権の社会運動家としても著名。1980年から参議院議員を一期務めた。現代は著作に専念。六十余冊にのぼる著書は、創作とノンフィクション、テーマは女性、人権、古代史と多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

43
テレビで見る中山千夏さんは本当にかっこよかった。政治的な思想や発言にしても、子供だった私にはわからなく、テレビで語る千夏さんの言葉は、ただかっこよく、著者が60年安保の足音に「正義を感じた」のと同じように思っていたのかもしれません。この著書では、ご本人も記憶にないようなことまでを総決算しています。人を貶めるような描写もありますが、ぶれない主張があるから、読んでいて嫌な気持ちにはなりません。ぶれない主張があるから、読んでいて嫌な気持ちにはなりません。ぶれない姿勢が、子供心にかっこいいと思ったのでしょう。2019/01/03

くさてる

12
歌手、タレント、作家として活躍した著者が、60年代後半から70年代を売れっ子「芸能人」として過ごした自身の過去を振り返って語る内容。豊富な資料に基づいて、己の記憶を掘り返しながら語るその内容は、当時の芸能界の流れや雰囲気が伝わってくる臨場感がとにかくハンパなく、登場する人物もまさに綺羅星のごとく。この時代に興味ある人なら必読です。ただ、それだけに、政治的な語りの部分がちょっとノイズでもありました。この時代を語るには欠かせない要素でもあり、著者ご自身もこだわりある部分だと重々承知ではありますが…。2015/04/18

check2012

7
中山千夏が演技をしているドラマをみたことないんですよ、残念ながら。じゃりんこチエの唄や声優は、うますぎるなあ、どんな人だろう、と思ってた。今でいうリアクションのいい人のハシリだったのかな。2015/02/08

NZR

3
著者が人気絶頂だった10代〜20代前半に書かれたTVタレント・中山千夏に関する芸能記事を、現在の著者が当時の思い出と多くの資料と証言を交えて検証する。若い女性タレントならではのジレンマの回顧と、記事に垣間見える男社会の文脈の炙り出しに留まらず、現在だから理解できる当時の周囲の『大人達』の自身への評価や心情についても思いを馳せる。「ひょっこりひょうたん島」のエピソードや、青島幸男人物評など面白く読んだ。2015/09/21

Norisuke3

3
一世代違うが、人物評や世相は 興味深かった。ただ、竹中労にはこだわり過ぎでは。2015/04/05

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