出版社内容情報
読めば読むほど恐ろしい。大学はAO・推薦入試でほとんど無試験。ゆとり教育でガタガタになった子どもたちを待ち受けるものは?ゆとり教育で教育格差は拡大した!
AO入試と推薦入試で大学受験は有名無実化。日本の教育は崩壊しかかっている――。日本の知的基盤を破壊した「教育改革」に単身抵抗し、勝利。今も授業を通じて数学の魅力を伝えつづける熱血数学者の二〇年の「闘争記」
二〇年間、精力的に全国各地をとびまわり、教員研修の講演会や小中高の出前授業などで訪れた地はのべ四〇〇カ所以上。多くの著作、論文、メディアでも「ゆとり化」に警鐘を鳴らし、「生きた数学」の面白さ・重要性を伝え続けてきた。教育格差、「やり方」暗記主義、マークシート問題、大量採用されるゆとり世代の新任教員……。立ちはだかる巨大な問題に対し、ヨシザワ教授が導き出す解決策とは?
はじめに
第1章 ゆとり教育にストップ!
1 活動の原点は「誤解」を正すこと
2 「ゆとり化」の流れを止めなければ日本は沈没
3 「ゆとり教育」で教育格差は拡大
4 テレビか活字か
第2章 日本各地を巡る旅1――教員研修会等
1 全国を歩いて「現場」を大切にする
2 教員研修会等での講演
3 一般向けの講演に対する反応
4 教員研修会での思い出
第3章 日本各地を巡る旅2――出前授業
1 話題と話法
2 出前授業から学んだもの
第4章 数学教育充実への分岐点
1 「ゆとり教育」の行き過ぎが終焉を早くした
2 無血革命
3 恥かしい人たちと偉大な企業
第5章 大学設置基準と大学入試
1 自由化の流れと91年大学設置基準の大綱化
2 大学入試の形骸化と初等中等教育
3 試験問題はマークシート式から記述式へ改めよ
第6章 混乱期の現在から見た将来への展望
1 教員採用の問題点
2 混乱期で大切なことは「犠牲者へのフォロー」と「新たなビジョン」
芳沢 光雄[ヨシザワ ミツオ]
著・文・その他
内容説明
AO入試と推薦入試で大学受験は有名無実化。日本の教育は崩壊しかかっている―。日本の知的基盤を破壊した「教育改革」に単身抵抗し、勝利。今も授業を通じて数学の魅力を伝えつづける熱血数学者、20年の「闘争記」。
目次
第1章 ゆとり教育にストップ!
第2章 日本各地を巡る旅1―先生たちに訴える
第3章 日本各地を巡る旅2―出前授業
第4章 数学教育充実への分岐点
第5章 大学設置基準と大学入試
第6章 混乱期の現在から見た将来への展望
著者等紹介
芳沢光雄[ヨシザワミツオ]
1953年東京生まれ。東京理科大学理学部教授(大学院理学研究科教授)を経て、桜美林大学リベラルアーツ学群教授(同志社大学理工学部数理システム学科講師)。理学博士。専門は数学・数学教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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