総理メシ―政治が動くとき、リーダーは何を食べてきたか

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062191210
  • NDC分類 312.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

昭和後期から平成にかけて時の総理たちが「日本の一大事」に際し、なにを食べ、なにを考えてきたのかを振り返る「食の政治史」!

日中国交正常化、40日抗争、消費税導入、PKO、非自民連立政権、加藤の乱、郵政解散……。1972年から2008年まで、時の総理たちが「日本の一大事」に際し、なにを食べ、なにを考えてきたのかを振り返る「食の政治史」。織田信長が桶狭間に臨む前に湯漬けを掻き込んだように、「腹が減っては戦ができぬ」。昭和後期から平成の日本社会を形成した政治史の真実!

安倍晋三 苦々しい「冷めた弁当」、メシは親中韓/小泉純一郎 郵政解散 壇太のギョーザ/中曽根康弘 レーガン訪日 日の出山荘の一汁一菜/小渕恵三 沖縄サミット スタミナ苑のハラミとレモンサワー/田中角栄 日中国交正常化 中国迎賓館のあんぱん/細川護煕 55年体制崩壊 黒森庵の蕎麦/大平正芳 40日抗争 自宅のすき焼き(讃岐風)/竹下登 消費税導入 皆美(島根料理)のあご(とびうお)野焼き/森喜朗 加藤の乱 山の茶屋のうなぎ/福田康夫 大連立 三平の蕎麦を断つ/村山富市 自衛隊合憲 大分直送のちりめんじゃこ飯/橋本龍太郎 普天間返還 はち巻岡田のぬる燗/海部俊樹 自衛隊海外派遣 中国飯店の酢豚/宮沢喜一 PKO成立 赤坂飯店の鯉の丸揚げ

【著者紹介】
2013年4月より2014年1月まで朝日新聞朝刊に不定期連載された人気企画「あのとき、総理メシ」。田中角栄、大平正芳、中曽根康弘、竹下登、海部俊樹、宮沢喜一、細川護煕、村山富一、橋本龍太郎、小渕恵三、森喜朗、小泉純一郎、福田康夫といった歴代の首相が重大な政局において、なにを食べ、なにを考えて決断したのかを掘り下げた。昭和後期から平成の日本を形成した「食」と「政治」の知られざる歴史を紐解いた朝日新聞政治部の俊英たち。

内容説明

織田信長は桶狭間に臨む前に湯漬けをかき込み、小泉純一郎はギョーザを頬張って郵政解散に挑んだ!「腹が減っては政治はできぬ」―昭和後期から平成の日本社会を形成した政治史の真実!

目次

安倍晋三首相の「総理メシ」―苦々しい「冷めた弁当」、メシは「親中韓」
小泉純一郎―郵政解散「本丸攻め」にいつものギョーザで怪気炎!壇太のギョーザ
中曽根康弘―「水と空気がごちそう」の山荘で「ロン」「ヤス」懇談を 日の出山荘の旬の逸品
小渕恵三―沖縄サミット決定を名焼き肉店のレモンサワーで祝った日 スタミナ苑の焼き肉
田中角栄―中国の迎賓館で今太閤を待ち受けたあんパン 銀座木村屋のあんパン
細川護煕―「55年体制」を崩壊させた連立8党派の「手打ちのそば」黒森庵のそば
大平正芳―史上最大の危機「40日抗争」を切り抜けた郷土のすき焼き 大平家の讃岐風すき焼き
竹下登―消費税、リクルート、昭和天皇の崩御…苦悩を癒やした島根の素朴な味 日本橋皆美のあご野焼き
森喜朗―「加藤の乱」鎮圧に安堵したウナギ懐石の夕べ 山の茶屋のウナギのかば焼き
福田康夫―「そば断ち」してまで賭けた大連立の誤算 三平のそば
村山富市―社会党首相が自衛隊合憲に踏み切る糧は懐かしの「じゃこ」 花邨のちりめんじゃこと唐人干し
橋本龍太郎―未踏の「普天間返還」に先鞭をつけた「手酌でぬる燗」の決意 はち巻岡田のぬる燗酒
海部俊樹―酢豚のように甘酸っぱい政権が決断した自衛隊海外派遣
宮沢喜一―「まな板の上の鯉」の護憲派が食した「鯉の丸揚げ」 赤坂飯店の鯉の丸揚げ

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

56
紹介された14人中12人の総理の仕事を、私は歴史の証人として胸に刻んできた。スパンが短い日本の政治であるが、その間に英断迫られる場面は幾つもあった。日中国交正常化、PKO、郵政民営化…孤立無援の総理の心身を支えたのは「メシ」だったかもしれない。盟友や秘書、店主が見てきた総理の食事風景は、眉間に皺を寄せた政治の舞台では見られない和やかなものだったようだ。安心して食事が出来る場所の確保は、当然だったと言える。当時の政治情勢を交えながら、元総理が登場し舌鼓を打つ記事もある。政治の裏にメシあり、面白い企画だ。2014/11/03

KAZOO

41
朝日新聞の政治記者がその時々の総理であった人々の普段のときやあるいは決断するときの食事の状況に絡めてその素顔を記したものではないかと思います。意外な人がこんなものが好みであったということが比較的親近感を起こさせてくれます。最近は料亭政治がなくなったのはいいと思います。このような本が出されること自体やはり大衆迎合的になっているのでしょう。2015/02/16

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

20
大事な政局の裏に総理メシ有り。あんパン、餃子、蕎麦等の庶民的なものを好む首相が多い事に驚き。食が人を体現するという事も有り、好む食事とその人の性格が一致している様な気がしました。最近は、サラメシを良く見ているので経済人に向けたバージョンの出版をお願いしたいですね。2015/01/29

スプリント

11
岐路に立たされた政治家がその時なにを食べていたのか。政治家の家庭での姿やくつろげる空間で見せる素の姿などが収録されています。担当している番記者が執筆しているのかどの政治家についてもかなり好意的な文章になっているのが若干物足りなさを感じますが内容は面白かったです。2014/12/31

おはぎ

8
★★★★☆政治記者が取材した歴代首相の愛した食事、名店を紹介。政治家というと料亭のイメージが強いけれど、小渕元首相の焼肉屋など意外と庶民的なお店を好む人も。食事が政治を動かしていると言っても過言でないエピソードもあり、食の大切さを物語っている。2016/07/13

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