出版社内容情報
「中国史上最高の名君」康熙帝。そこに至るまでに、独立小国家ともいえる三藩の反乱を覚悟しての大きな決断と空前絶後の戦いがあった
「中国史上最高の名君」
康熙帝(こうきてい)の果断!
才幹と意欲にふさわしい成果を望んだ男が、
平西王・呉三桂(ごさんけい)らの三藩と
長江を挟んで天下分け目の決戦へ――。
有徳の皇帝がすべてを決めて統治するこそ理想――。
十七世紀半ば十四歳で親政を始めた清の第四代皇帝・康熙帝(玄ヨウ)は、
勉強熱心で経書や史書に明るく、聖賢の道を究めることを理想としていた。
この時期、清の南方には独立小国家ともいえる三つの藩があり、
最大の実力者・呉三桂は明から清に寝返った将軍だった。
「裏切った者は、また叛く」――康熙帝は、
叛乱を覚悟しながらも熟慮を重ね、三藩の廃止を決定。
それは「史上最高の名君」となるための重大な決意だった。
【著者紹介】
1976年、島根県生まれ。東京大学大学院修了。在学中より歴史コラムの執筆を始める。田中芳樹氏の勧めで小説の執筆を始め、2005年、『李世民』でデビュー。『朱元璋 皇帝の貌』、『中原を翔る狼 覇王クビライ』『唐玄宗紀』などの歴史小説のほか、『三国志』など児童向け作品も手がける。近著に『月に捧ぐは清き酒 鴻池流事始』『知の孤島』などがある。
内容説明
有徳の皇帝がすべてを決めて統治するこそ理想―。十七世紀半ば十四歳で親政を始めた清の第四代皇帝・康煕帝(玄〓(よう))は、勉強熱心で経書や史書に明るく、聖賢の道を究めることを理想としていた。この時期、清の南方には独立小国家ともいえる三つの藩があり、最大の実力者・呉三桂は明から清に寝返った将軍だった。「裏切った者は、また叛く」―玄〓(よう)は、叛乱を覚悟しながらも熟慮を重ね、三藩の廃止を決定。それは「史上最高の名君」となるための重大な決意だった。
著者等紹介
小前亮[コマエリョウ]
1976年、島根県生まれ。東京大学大学院修了。専攻は中央アジア・イスラーム史。在学中より歴史コラムの執筆を始める。(有)らいとすたっふに入社後、田中芳樹氏の勧めで小説の執筆をはじめ、2005年、『李世民』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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巨峰
山本真一郎
mushoku2006
Mzo
keisuke