パリ症候群(シンドローム)―愛と殺人のレシピ

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パリ症候群(シンドローム)―愛と殺人のレシピ

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062189934
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

愛と欲望、そして殺人……。推理作家協会賞短編部門候補作「青い絹の人形」含む鮎川賞作家の鮮やかなミステリー5編を収録。パリで死んだ従妹の遺品を整理するため渡航した清美。彼女の死は、本当に自殺なのか?現地での従妹の乱れた生活を知るほどに疑惑は深まっていく(「パリ症候群」)ほか、鮮やかな結末が魅力的な日本推理作家協会賞短編部門候補作「青い絹の人形」など知的で洗練されていながらも「毒」を含んだ短編5編を収録した粒よりの短編集。

「パリ症候群」(書下ろし)
「砂の住人1――クロテロア――」(メフィスト掲載)
「砂の住人2――依頼人――」(書下ろし)
「すべては二人のために」(メフィスト掲載)
「青い絹の人形」(メフィスト掲載、日本推理作家協会賞短編部門候補作)


岸田 るり子[キシダ ルリコ]
著・文・その他

内容説明

罪に潜む蜜の味。女×パリ×犯罪。心の闇に滑りこむ書き下ろし表題作を含む5編を収録。

著者等紹介

岸田るり子[キシダルリコ]
京都府生まれ。パリ第七大学理学部卒。2004年『密室の鎮魂歌』で第14回鮎川哲也賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

39
この作品も、本棚に飾ったままでした。本当にこれで棚卸しは終了です。パリー殺人というと、私は人肉事件を想像するのですが、そのような猟奇的なものではありませんが、どうにも感覚が合わせられませんでした。「砂の住人2 依頼人」が面白かったです。2019/04/20

momi

37
「月のない夜に」を読んで気になる作家さんの一人となりました!パリを舞台に五つの短編集!!美しいパリの街並みだが…そこに「女」と「犯罪」を重ねればミステリーとなる!人の心の闇と女達のズル賢い悪意を感じます!!だけど「砂の住人」の話は、何だか切なくかわいそうな話だなと思いました。パリの雰囲気とミステリーがあっていて好みの作品。短編集なので軽くイヤミス感を味わえます!2017/02/10

らむり

36
うーむ、イマイチかな。物語が面白くないのか、ワタシにはミステリーが合わないのか。。2014/07/04

itica

28
「パリ、日本人、死」が共通項の5つの短編集。自殺であれ、他殺であれ、洒落たパリの雰囲気が良く出ていた。それだけに現実感はあまりなかったかな。殺すことに正当の理由がある訳ではないけれど、納得できる(?)死が多かったように思う。「砂の住人1」を裏側から映したような「砂の住人2」、この2つが特に心に残った。ただし、どれも後味が良いとは言えない。 2014/07/05

さいちゃんの母

21
初読みの作家、岸田るり子。パリを舞台にしたミステリー、関わるのは日本人、彼らと何らかの繋がりがあるフランス人。手の内を見せてのミステリー、後だしジャンケン無しで気持ち良い読後感♪砂の住人1だけだったら、まぁまぁで終わったので、パリ症候群と砂の住人2を書き下ろしで加えた構成に(*^.^*)「すべては二人のために」が面白かったのですが、「青い絹の人形」で締めてありました。パリ症候群と題名つけた編集者に拍手2014/10/14

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