出版社内容情報
明治大学農学部佐倉教授の「スゴ技」で、有機・無農薬野菜が小さな菜園でもたっぷり収穫できる! 安全・安心な野菜が家庭でつくれる
野菜づくりや家庭菜園は、「より健康志向・安全志向」へと発展しつつあります。中でも最も注目されているのが「有機栽培」「無農薬栽培」です。
しかし、既刊書はいずれも、農家や大規模農園を読者対象に書かれており、1から2坪程度の一般的な家庭菜園での具体性に欠けており、一般人には使い勝手の悪いものでした。
多くの家庭菜園愛好家が本当に求めているのは、「小さな家庭菜園や条件の悪い場所で、有機・無農薬栽培をするにはどうしたらよいのか? 有機・無農薬栽培で効率よくたっぷり収穫するにはどうしたらよいのか?」という具体的なノウハウです。
そこで本書では、実際に家庭菜園サイズの小さな区画で、有機・無農薬栽培でも驚くほどたくさんの野菜がたっぷり収穫できる凄ワザを、明治大学農学部の佐倉教授が惜しげなく披露します。
だれもがその通りに実施すれば、失敗なく有機・無農薬栽培に成功できる秘訣を解説。今までのどの書籍にもなかった、安全でたっぷり収穫できる、そして美味しい家庭菜園の革命的バイブルを目指します。
第1章 小さな家庭菜園の土づくり
畝立てと耕し方の基本
小さな区画に合った堆肥と有機肥料の作り方、施し方の技
使える!コンパニオンプランツの徹底活用法
ここで差がつく!緑肥作物を使いこなす
輪作、混作、間作を活用しよう
区画割の基本、おすすめパターン
第2章 これなら続けられる!有機・無農薬栽培のポイント
栽培時期がどうして重要なのか
効率で選ぼう!苗から植えたい作物とタネから植えたい作物
天敵の利用と環境整備
使って便利!機能的な資材の活用
米ぬか、液肥、市販の資材の利用
ここをチェック!早期発見と防除のコツ
第3章 小さな家庭菜園での野菜栽培の裏ワザ
トマト、ナス、ピーマン、ダイコン、ニンジン、カブ、コマツナ、チンゲンサイ、キャベツ、ブロッコリーなど、主要な野菜35種類について、有機・無農薬栽培ならではのカレンダーつきで、詳細な「技あり!」の栽培方法を、豊富な写真とイラストで展開します。
第4章 有機・無農薬栽培で気をつけたいこと
「苗半作」初期育苗で大きく差が出る
作物で異なるタネの播き方
苗床の用土と畑の土の違い
定植の基本、間引きと土寄せ、
芽かき、誘引、摘芯、下葉の処理
病害虫対策 など
【著者紹介】
1951年、神奈川県生まれ。75年、東京教育大学農学部を卒業後、神奈川県農業総合研究所で野菜栽培の経済性や環境保全型農業の研究に取り組み、2007年より明治大学に勤務。「アグリサイエンス講座」を担当。現在、農学部特任教授、黒川農場副農場長。主な著書に『有機・無農薬の野菜作り』(共著、ブティック社)、『有機農業と野菜づくり』(筑摩書房)、『決定版 有機・無農薬栽培で安心! コンテナで育てる野菜とハーブ』(講談社)などがある。
内容説明
自分でつくると、100倍おいしい!化学肥料や農薬に頼らなくても、たくさん収穫できるプロの技とコツ!
目次
1 有機・無農薬栽培で安全安心に収穫!(栽培時期に合わせた作業がとても重要;効率で選ぼう!苗から始める作物とタネから始める作物 ほか)
2 春から夏の有機・無農薬栽培の技(つるなしインゲン;エダマメ ほか)
3 秋から冬の有機・無農薬栽培の技(グリーンピース(実エンドウ)
キャベツ ほか)
4 小さな庭でも大丈夫!有機・無農薬栽培のポイント(苗が大切!初期育苗で大きく差が出る;苗は耐病性品種を選ぶ/畑の水やり ほか)
著者等紹介
佐倉朗夫[サクラアキオ]
1951年(昭和26)、神奈川県生まれ。東京教育大学農学部を卒業後、神奈川県農業総合研究所で野菜栽培の経済性や環境保全型農業の研究に取り組み、2001年より民間企業で有機農業の研究、生産、販売に取り組む。2007年より明治大学に勤務。現在、明治大学特任教授、黒川農場副農場長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。