出版社内容情報
20XX年、本は「本」ではなくなっている? アマゾンのキンドル開発責任者が語った書籍の未来。全米出版界が黙殺した「禁断の書」初代キンドル開発者にして、電子書籍の基準を創った天才の独白。
紙の本をそのまま最初から読む時代(Reading 1.0)から、デジタルの特性を活かした電子書籍を堪能する時代( Reading 2.0)へのシフトは、単に読書の世界や出版業界のみならず、人間の思考や社会構造までも大きく変化させていく。
Amazonや GoogleでReading 2.0の土台を築いた人物が初めて明かした、
未来の世界像。
以下は作者が本書で言及する予言の一部です。
●2016年頃には、電子書籍が消費者全体の半数に普及する
●それぞれの本に専用の辞書が組み込まれる
●いずれは電子書籍の中古販売も実現する
●秘書機能が電子書籍に導入される
●電書は読者や作者が集まるチャット・ルームになる
●家庭から本棚がなくなる
●「本を所有する」という概念自体がなくなる
●読書は「娯楽を体験する」形に変わっていく
●脳に直接訴えかけるような読書形態が生まれる
●ハイパーリンクで世界中のすべての本がつながる
●「読書用フェイスブック」が生まれる
●映画や音楽も「1冊の本」の一部となる
●これからの作家にはデータ分析能力が求められる
●出版業界の構造が大きく変わり、販売店が力を持つ
1・本の歴史
2・電子書籍の起源
3・キンドルプロジェクトの始まり
4・キンドル2、さらなる高みへ
5・競争の始まり
6・神経生物学からみた読書
7・読書文化の存在意義
8・つながりを深める本
9・短命なテクノロジー
10・電子書籍の普及学
11・出版業界の革命的変化
12・わが蔵書はクラウドへ
13・グーグルが「読書用フェイスブック」になる日
14・グローバル化
15・変容する言語
16・本と教育
17・図書館の未来
18・電子書籍リーダーの未来
19・作家の未来
20・文化のデジタル化
21・読書は「廃れゆく技術」か
22・最後のデジタル・フロンティア
おわりに
ジェイソン・マーコスキー[ジェイソン マーコスキー]
著・文・その他
浅川 佳秀[アサカワ ヨシヒデ]
翻訳
内容説明
本はどこから来たのか。本は何者か。本はどこへ行くのか。紙の本をそのまま最初から読む時代(Reading 1.0)から、デジタルの特性を活かした電子書籍を堪能する時代(Reading 2.0)へのシフトは、単に読書の世界や出版業界のみならず、人間の思考や社会構造までも大きく変化させていく―AmazonやGoogleでReading 2.0の土台を築いた人物が初めて明かした、未来の世界像。
目次
本の歴史
電子書籍の起源
キンドルプロジェクトの始まり
キンドル2、さらなる高みへ
競争の始まり
神経生物学からみた読書
読書文化の存在意義
つながりを深める本
短命なテクノロジー
電子書籍の普及学〔ほか〕
著者等紹介
マーコスキー,ジェイソン[マーコスキー,ジェイソン] [Merkoski,Jason]
アマゾン社でキンドル開発(第1、第2世代)の極秘プロジェクトに現場責任者の一人として携わる。プロダクト・マネージャー、エンジニアリング・マネージャー、プログラム・マネージャーなどを歴任した後、同社では初となるキンドルのエバンジェリスト(伝道者)も務めている。1972年ニュージャージー州生まれ。マサチューセッツ工科大学で理論数学とライティングを学んだ後、卒業後は小説執筆に打ち込む。2005年にアマゾンに入社、すぐにキンドル開発チームへ。アマゾンを退社後はグーグルのシニア・プロダクト・マネージャーに転身。2013年にはBookGenie451を設立、創業者兼CTOとして活動中
浅川佳秀[アサカワヨシヒデ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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