出版社内容情報
あの男が追いかけてくる。どこまでも――。心の闇を抱えた男と女の追跡劇を、息もつけない展開で描く戦慄のクライム・サスペンス!
あの男が追いかけてくる。どこまでも――。心の闇を抱えた男と女の追跡劇を、息もつけない展開で描く戦慄のクライム・サスペンス!
映画のフィルムエディターとして働く野添敦子は、かつて自分をレイプして逮捕された凶悪犯・押本史夫の復讐に脅える。敦子に依頼されて押本を尾行する女性探偵・桑村みどりもまた、交際相手である久我の暴力に苦しんでいた。刑期を終えて出所した押本は敦子の行方を探し回り、久我は密かに転居したみどりを執拗に追う。追い詰められた女たちが最後に選んだ道は――。忌まわしい記憶と暴力を越えて、彼女たちは自らの人生を取り戻すことができるのか?
【著者紹介】
つじはら・のぼる
1945年生まれ。85年「犬かけて」でデビュー。90年『村の名前』で芥川賞、99年『翔べ麒麟』で読売文学賞、2000年『遊動亭円木』で谷崎潤一郎賞、05年「枯葉の中の青い炎」で川端康成文学賞、06年『花はさくら木』で大佛次郎賞、10年『許されざる者』で毎日芸術賞、11年『闇の奥』で芸術選奨文部科学大臣賞、13年『冬の旅』で伊藤整文学賞を受賞。
内容説明
映画のフィルム・エディター、野添敦子は、かつて自分をレイプして逮捕された凶悪犯、押本史夫の復讐に脅える。敦子に依頼され押本を尾行する女性探偵、桑村みどりもまた、交際相手の久我の暴力に苦しんでいた。刑期を終えて出所した押本は敦子の行方を探し回り、久我はみどりを執拗に追う。追い詰められた女たちが最後に選んだ道は―?
著者等紹介
辻原登[ツジハラノボル]
1945年、和歌山県生まれ。1985年「犬かけて」でデビュー。1990年「村の名前」で芥川賞、1999年『翔べ麒麟』で読売文学賞、2000年『遊動亭円木』で谷崎潤一郎賞、2005年「枯葉の中の青い炎」で川端康成文学賞、2006年『花はさくら木』で大佛次郎賞、2010年『許されざる者』で毎日芸術賞、2011年『闇の奥』で芸術選奨文部科学大臣賞、2012年『韃靼の馬』で司馬遼太郎賞を受賞。同年、紫綬褒章を受章。2013年『冬の旅』で伊藤整文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モルク
さっこ
ちょろこ
ゆみねこ
ごみごみ