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出版社内容情報
自宅の庭を丹精し、訪れる小さな生き物、育つ植物を描いた熊谷守一。今でも家族が守る庭と守一の作品のつながりをわかりやすく紹介。自宅の庭を丹精し、訪れる小さな生き物、育つ植物を描いた熊谷守一。
今でも家族が守る庭と守一の作品のつながりをわかりやすく紹介。
林 綾野[ハヤシ アヤノ]
著・文・その他/編集
目次
庭に寝ころんで
小さな生きものをめぐる作品と守一の言葉(絶筆 アゲ羽蝶;猫;鳥 ほか)
熊谷榧さん、熊谷はるさんに聞く(守一の食、父親の顔(熊谷榧さん)
家族のアルバムから
庭での守一(熊谷はるさん) ほか)
守一の好物
お話を聞いて 普段着の守一
著者等紹介
林綾野[ハヤシアヤノ]
キュレイター、アートライター。アートキッチン主催。美術館での展覧会企画、美術書の企画、執筆を手がける。新しい美術作品との出会いを提案するために、画家の芸術性と合わせてその人柄や生活環境、食の趣向などを研究、紹介(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ykshzk(虎猫図案房)
27
おおらかでのびのびした作品は、好きなものを沢山食べること、家族との時間を大事にすること、愛猫を可愛がること、庭の植物や生き物に愛情を注ぐこと、などから出来ているのでした。私も本当にそういうふうになりたい。2024/01/08
二藍
12
小鳥や猫、虫や可憐な野の花。とても親しみやすいようで、ずっと見ていたいような深さと秩序をたたえた「モリ」の絵。林さんの他のシリーズと同じく、今回も作品紹介とともに彼の「食」についての記述も満載。家族を愛し、庭で絵を描いた画家……ん? なんだか覚えがあるなと感じながら読み進めるとやはり言及がありました。モネ! そんなところも発見だった一冊。2014/11/04
なみ
10
Book And Bedにて。福岡店はBOOKS KUBRICKが選書しただけあって本棚が充実。まずは、お気に入りさんの感想を読んで気になっていた熊谷守一関連の本を一冊。 お気に入りの庭でよく昼寝していた守一のことば。「庭にござを敷いて、べったりと昼寝したものですわ。犬が横になって寝るのもよく判るし、猫が病気になると地べたに寝るのも天の理にかなってる。地べたに、ごろんとしていると、蟻が走る、その蟻が、わしの絵になる。」 人目や蚊や紫外線を気にせず、ごろんと地べたに寝てみたい。そういう時間が必要な気がする。2017/08/07
ごまらーゆ
10
林綾野さんからたどってきた本。あちらこちらで目にしていたものの、取り立てて見ることはなかった。凝り性な画家の背景と暮らしぶりを合わせ見て画をみると温かい家庭まで見えてくるようだ。画の中の生き物はとこかいたずらっぽい可愛らしさがある。一方、思い切った線と色使いはためらいがなく“凜” としているのも魅力的だ。ご本人の「クマガイモリカズ」という画中のサインがとても似合う。2014/07/08
aloha0307
7
芸術新潮誌上”豆に蟻”に圧倒され熊谷さん関連本を探した...1日で読了。氏の娘さんの執筆である。 アリは左の2番目の足から歩み始めるという。小さないのちへの極限まで研ぎ澄ました観察力、掬い取る愛情は言葉では全くうまく言い表せない。 ”おひさま”はDeskTopの壁紙にした...これも生命のちから漲る傑作だ。 2014/07/20
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