出版社内容情報
憂鬱な日々の狐さんは、再会した中学の同級生・烏から女性を紹介されるが。メフィスト賞受賞作『恋都（こと）の狐さん』の続編登場！お面を脱いだ狐さんに「モテ期」到来!?
引きこもりで、毒舌で、寂しがりやの狐さんに出会いが。
お相手は眼鏡美少女、巻き髪美女、そしてあの――
恋をするなら奈良！
メフィスト賞受賞作『恋都（こと）の狐さん』待望の続編！
狐面に着流し姿の「狐さん」は、古都・奈良でも異彩を放つ存在。
故あって部屋で陰鬱な日々を過ごしていたが、
幼馴染みの揚羽に促され、春日大社へ散歩に向かう。
そこで中学の同級生だった「烏」と久々に再会。
突然、烏は狐に、揚羽への10年越しの想いを告白し、
狐には同僚の美女を紹介するという。
だが狐は奈良公園で出会った眼鏡美少女が気になって……
第一章 狐の憂鬱
第二章 令嬢の挑戦
第三章 伏見稲荷にて
第四章 名月の晩に
後日談
北 夏輝［キタ ナツキ］
著・文・その他
内容説明
お面を脱いだ狐さんに「モテ期」到来！？引きこもりで、毒舌で、寂しがりやの狐さんに出会いが。お相手は眼鏡美少女、巻き髪美女、そしてあの―メフィスト賞受賞作『恋都の狐さん』待望の続編！
著者等紹介
北夏輝［キタナツキ］
１９８６年、大阪府生まれ。大学院在学中。『恋都の狐さん』で、第４６回メフィスト賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ねむねむあくび♪
57
図書館の本♪前作が女の子目線で、今度は狐くん目線なのね…。うーん。この作家さん、文体も読みやすく、登場人物も可愛いかったりユニークだったり､それぞれに愛嬌があって魅力的!!d(⌒ー⌒)!なのに、肝心のお話作りがヘタクソ!!(ToT)ﾁｰﾝ 前作と同様に、魅力的な登場人物に惹かれて読んで、モヤモヤしたまんま読了…。もったいないなあ～（ ＴДＴ）残念です。2014/06/10
真理そら
52
前作では女子大生が主人公のように感じていたのに実は狐さんが主役だったのか。狐と揚羽の親しい関係を見て身を退いた女子大生は今回は脇役になって、メガネっ子お嬢様と狐さんの物語になっている。奈良の街の描写も少なめになり、グッとテンション低めに読み終えた。2020/02/02
BlueBerry
46
前作はキツネ面の男の正体がミステリアスな分、楽しめたのだけれどそれも分かってしまっているのでその分パワーダウンしてしまった感じ。新たな楽しみも加わらなかったからね・・・。前作だけ読んでやめるのが正解だと思う。2014/04/26
むつぞー
38
前作のラストで置き去りにされてしまった狐さんが気になってました。今回は狐面を渡した烏という友人の恋。そして狐さんに新たな出会い？って感じなんだけど…。前作で好みだった奈良行事案内やファンタジーな感じがなくなって淋しいなぁ。今回は恋愛がメインになったと思うのだけど、その恋愛な心情が伝わってこなくて、なんか皆流されているような気がします。女子大生・鹿島さんのこともあるので、なんか素直に応援できないわ～。というか、狐！気になってたんならちゃんと追いかければ良かったのに！それを結構期待してましたよ。 2014/05/25
秋製
37
「恋都の狐さん」の続編。 今回は狐が愛用している「狐面」を渡した烏という友人や、狐に春（恋）の季節の予感やらと前回と比べると華やかな感じがしました。狐らしいという気もしますが、終わり方に後一歩踏み込んで書いてほしい気もしました。2014/05/22
