変わらない空―泣きながら、笑いながら

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  • サイズ B6判/ページ数 157p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062188418
  • NDC分類 911.167
  • Cコード C0090

出版社内容情報

ニューヨークの人々が泣いた、3.11を体験した日本人の心の一行ドキュメント。短歌90首全対訳付き震災・原発被災の万葉集窓辺から見ている空は福島の先週までと変わらない空
濁流に三人の子を救ひたまふ野武士のごとき眼の潜水士
ほだげんちょ、ふくしまの米、桃、りんご、梨、柿、野菜、人も生ぎでる

「ぼくは、この短歌を読み、かなしいけれど、のぞみを持つことができました」(アメリカの高校生マックス・ルートン) ――歌わずにはいられない心を歌う日本人の「震災・原発被災の万葉集」が、ニューヨーク、サンフランシスコ、コロラド、そして東京で開催された「Voices from Japan」展覧会で多くの人びとの心に触れました。それら全90首が、精魂込めた翻訳と共に一冊の短歌集となり誕生します。

The Sky Unchanged: Tears and Smiles is a collection of 90 tanka poems, written by 55 Japanese who have been affected by the Triple Disasters of March 2011.
All the 90 poems are presented here bilingually: Japanese and English. Translators are three American scholars on Japanese poetry: Prof. Laurel R Rodd of University of Colorado, Boulder, Dr. Amy V. Heinrich, Former Director of East Asian Library of Columbia University and Prof. Joan E. Ericson of Colorado College.
On reading the tanka, an American high school student Max Luton commented:
“ When I read this tanka, I felt sad but hopeful. I wish you the best. Thank you.”

窓辺から見ている空は福島の先週までと変わらない空
濁流に三人の子を救ひたまふ野武士のごとき眼の潜水士
ほだげんちょ、ふくしまの米、桃、りんご、梨、柿、野菜、人も生ぎでる
「ぼくは、この短歌を読み、かなしいけれど、のぞみを持つことができました」(アメリカの高校生マックス・ルートン) ――歌わずにはいられない心を歌う日本人の「震災・原発被災の万葉集」が、ニューヨーク、サンフランシスコ、コロラド、そして東京で開催された「Voices from Japan」展覧会で多くの人びとの心に触れました。それら全90首が、精魂込めた翻訳と共に一冊の短歌集となり誕生します。
The Sky Unchanged: Tears and Smiles is a collection of 90 tanka poems, written by 55 Japanese who have been affected by the Triple Disasters of March 2011.
All the 90 poems are presented here bilingually: Japanese and English. Translators are three American scholars on Japanese poetry: Prof. Laurel R Rodd of University of Colorado, Boulder, Dr. Amy V. Heinrich, Former Director of East Asian Library of Columbia University and Prof. Joan E. Ericson of Colorado College.
On reading the tanka, an American high school student Max Luton commented:
“ When I read this tanka, I felt sad but hopeful. I wish you the best. Thank you.”


東日本大震災を経験した五十五人の日本人[ヒガシニホンダイシンサイヲケイケンシタゴジュウゴニンノニホンジン]
著・文・その他

内容説明

歌わずにはいられない心を歌う日本人の「震災・原発被災の万葉集」が、ニューヨーク、サンフランシスコ、コロラド、そして東京で開催された「Voices from Japan」展覧会で多くの人びとの心に触れました。アメリカ人翻訳者たちが精魂込めた英訳付き全九十首。

目次

二〇一一年三月‐四月
二〇一一年五月‐八月
二〇一一年九月‐十二月
二〇一二年一月‐二〇一三年九月

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうちゃ

7
朝日新聞に掲載された[朝日歌壇]の入選作品に、アメリカ人翻訳者たちが精魂込めた英訳を付けた短歌九十首を掲載。インタビューや短歌注釈から短歌の詠まれた背景を知ることができる。長い言葉よりも、言葉をそぎおとした短歌だからこそ伝わってくるものがある。2014/07/29

ネジとサビ

3
短歌ならでは選ばれた言葉が刺さる。2021/11/21

たろいも

3
英語でも書いてあった、これは忘れてはいけない俳句だ、自分は一つ覚えた、自分も震えたから。2014/05/02

ゐわむらなつき

2
震災から3年という時期に発行された歌集。栃木で震度6強を経験し、その後、何度か被災地を訪れた身としては胸を打つものがある。穂村弘さんや俵万智さんなどプロの方の短歌ばかり触れてきたが、一般の方の歌は衒いがなく率直に思いをしたためられていて、それだけストレートに響いてくる。古くから日本人の心に宿る、三十一音の歌の持つ力を改めて実感した。今となっては震災から5年以上が経ち、徐々に記憶も薄れつつある。これらの歌を通して、読み手の心に残ることを願うばかりだ。2016/12/19

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