出版社内容情報
この12月に80歳を迎える明仁天皇と、幼稚園以来、疎開、英語、馬術などいつもおそばにいた著者が初めて書き下ろす「素顔の天皇」著者は、司馬遼太郎が『坂の上の雲』で活写した明石元二郎の孫であり、幼稚園から75年、皇太子時代にはその涙と笑いを、天皇になってからは美智子皇后との覚悟と誓いをおそばでつぶさに見つづけた。
戦時下、学習院初等科の5?6年には疎開のため沼津・日光へ。中等科では、アメリカからやってきたヴァイニング夫人のもと英語の授業を受ける。高等科の3年間は馬術部で同じ釜の飯を。そして、大学は別の道をあゆむことになるが、その時も皇太子の教育参与だった小泉信三博士を共に師と仰ぐ。天皇のプライベートまでを知る数少ない級友の一人である。
興味をひかれるエピソードの数々。たとえば、終戦間際の皇太子擁立秘密計画。昭和天皇・香淳皇后と暮らした水入らずの3日間。学習院の先輩・三島由紀夫への思い。美智子皇后との皇室改革
明石 元紹[アカシ モトツグ]
著・文・その他
内容説明
80歳の傘寿を迎える今上天皇を、幼稚園時代から75年間つぶさに見つづけた明石元紹氏。終戦間際の皇太子擁立秘密計画。昭和天皇・香淳皇后と暮らした親子水入らずの3日間。学習院の先輩・三島由紀夫への思い。美智子皇后との皇室改革―。天皇とその側近、級友たちの幾星霜の実録書である。
目次
第1章 明石家のルーツ―祖父と父
第2章 幼稚園時代―赤坂離宮での思い出
第3章 学習院初等科低学年―戦争がはじまる
第4章 初等科高学年―集団疎開
第5章 学習院中等科―ヴァイニング夫人とともに
第6章 学習院高等科―キャプテン・皇太子
第7章 大学時代―小泉信三博士の薫陶
第8章 社会人へ―就職とご成婚前後
第9章 馬術をとおして―ポロと打毬
第10章 平成を生きて―私の皇室観
著者等紹介
明石元紹[アカシモトツグ]
昭和9年(1934年)1月、東京生まれ。女子学習院幼稚園時代から明仁親王の遊び相手となり、学習院初等科5~6年のとき沼津・日光への疎開で行動をともにする。中等科では、ヴァイニング夫人からの英語授業を、教室以外でも皇太子と一緒に受ける。そして、高等科馬術部のチームメートとして3年間切磋琢磨する。慶應義塾大学卒業後、プリンス自動車工業(のちに日産自動車と合併)入社。また、学習院大学馬術部の監督を長く務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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