長州シックス―夢をかなえた白熊

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長州シックス―夢をかなえた白熊

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062187329
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

蛤御門の変、長州藩の欧州遠征、天誅組……大事件の陰にいた知られざる男たちの物語。まるで落語のような語り口と結末の幕末異聞集!

ロンドンにシロクマ藩士!?
「我が名は白石阿定(しろいしくまさだ)である」

語り口と結末は、まるで落語の味わい。
名人・荒山徹の幕末異聞集!

1863年、長州藩の欧州遠征。これは内輪の者しか知らぬが世に云う「長州ファイヴ」――ロンドンに向かう5人の他に実はもう一人いた。つまり「長州シックス」だったのだ。
生麦事件、蛤御門の変(はまぐりごもんのへん)、天誅組(てんちゅうぐみ)……幕末の大事件の陰に、知られざる者たちの存在あり。
激動の時代を生きた男たちを、笑いと涙で描く5つの異聞。

「長州シックス 夢をかなえた白熊」
「ウルトラ・ダラー 幕末英語教育事始」
「シュニィユ 軍神ひょっとこ葉武太郎伝」
「トゥ・バ・ビヤン 腰撫で襦袢伝奇」
「ファイヴ・アーティクルズ 維新の魁」

【著者紹介】
1961年富山県生まれ。上智大学卒業後、新聞社、出版社勤務を経て韓国に留学。1999年『高麗秘帖』で作家デビュー。2008年『柳生大戦争』で第2回舟橋聖一文学賞を受賞。「柳生一族」、「日本」、「朝鮮半島」をクロスさせた時代小説を発表するなど、大胆かつ奇想天外な作風で熱烈なファンを獲得してきた。

内容説明

一八六三年、長州藩の欧州遠征。これは内輪の者しか知らぬが世に云う「長州ファイヴ」―ロンドンに向かう五人の他に実はもう一人いた。つまり「長州シックス」だったのだ。生麦事件、蛤御門の変、天誅組…幕末の大事件の陰に、知られざる者たちの存在あり。激動の時代を生きた男たちを、笑いと涙で描く五つの異聞。

著者等紹介

荒山徹[アラヤマトオル]
1961年富山県生まれ。上智大学卒業後、新聞社、出版社勤務を経て韓国に留学。1999年『高麗秘帖』で作家デビュー。2008年『柳生大戦争』で第二回舟橋聖一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

128
幕末〜明治維新の頃に活躍した人物達のある時期を描くのに、架空の(だと思う)人物を作り上げ、エピソードとしている。表紙は可愛らしいが、幕末の頃の血生臭さはオブラートにつままれてもそのままある。短いエピソードが5つで、背景を説明しているわけでないから、この辺りの歴史に詳しくないと面白みも減るだろう。私はなんとかついていけた。歴史の立役者を脇に据えてのストーリー展開は、それなりに読み応えはあった。表題作が一番好み。2017/05/08

古古古古古米そっくりおじさん・寺

27
面白い!荒山徹による幕末奇談集5篇。山田風太郎の幕末短篇を思わせる。『ひょっとこ葉武太郎』なんて題名から芸がある。『ウルトラ・ダラー』に少し出て来る勝海舟の喋り方なんて、『氷川清話』や『海舟座談』っぽいし。『腰撫で襦袢伝奇』の皮肉で爽快なラスト。最後の『維新の魁』の中山忠光卿が格好いい。荒山徹は過去に一冊しか読んでないが、朝鮮物ばかりではない芸達者だとわからされた。この人の小説をもっと読みたい。2014/01/31

kawa

26
図書館リサイクル本。タイトルで幕末歴史モノと推測してゲット。読み始めるとフィクションを交えた伝奇小説5編、馴染がなくてびっくりだがそれなりに楽しむ。4編までは一気読みはつらい?…イメージだが、最後の「ファイブ・アーテイクルズ 維新の魁」にはやられる。若干19歳で若くして憤死した公家・中山忠光(明治天皇の叔父)を中心に天誅組の乱と「五か条の御誓文」のまさかの因縁を描く。フィクションでもここまで鮮やかな出来なら、ワンモア・リクエストと掛け声をかけたくなるような秀逸短編。出会えてラッキーな作品だ。2024/08/21

16
騙された!!!!白クマ出てこない!!!!ジャケ買いだったのに、完璧表紙詐欺だー!!!!あっ、この人、柳生とニンジャと朝鮮ネタでいっつもかましてくる人だ!!!!(じゃあ仕方ない)…いや、内容は幕末不条理小話ギャグその他諸々そこそこ楽しめました。ダルマネタとか危険だったけど。ひょっとこハム太郎も大概ひどいなと思ったけど。2014/10/18

月夜

15
白熊は 地下の組織に潜り込み そしてどうなったのか?なにか目覚ましい犯罪でもしでかしたのか?そこのところが気になる。 というのは 私はどうしても 尊王攘夷 とか 公武合体とか ごちゃごちゃになってわからない。その辺から話について行けなくなるのです。浅田次郎の新撰組関係も読みましたが どうもすっきりしない。この本の前に「軍艦島」を読んだ。生きていく糧は 『怒り』 本書でも「憤せざれば啓せず」(孔子) LEDでノーベル賞をもらった人を思い出す。糧は「アンガー」だった。怒るのもめんどくさくなった私は・・さて2015/07/27

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