洗脳―地獄の12年からの生還

電子版価格
¥1,430
  • 電書あり

洗脳―地獄の12年からの生還

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062186575
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0076

出版社内容情報

X JAPANのヴォーカリストとして一世を風靡しながら、「洗脳」によって全てを奪われた男が書き下ろした衝撃の自伝的告発手記。自分はなぜ洗脳集団に絡め取られてしまったのか。
それを解き明かすために、Toshl自らが、振り返る苦痛を乗り越え、自分の弱さを見つめ、洗脳集団ホームオブハートの残忍な手口のすべてを赤裸々に語る。
1997年、X JAPANの脱退と解散。HIDEの死。
妻と、ホームオブハートとの出会い、巧妙な勧誘。執拗な暴力と罵倒による洗脳、呪縛、搾取。
脱会の決意と戦いの日々。
X JAPANの再結成、そして今……。

X JAPAN脱退と解散の真相。HIDEの死。
洗脳集団「ホームオブハート」との出会い。巧妙な勧誘。愛した妻こそが……。
過去の記憶をゆがめ、執拗な暴力、罵倒によって洗脳から呪縛へ。
総額10億円以上にも及ぶ搾取。人格、家族、友人、すべてを奪われる・。
脱却への決意。戦いの日々。
X JAPANの再結成とYOSHIKIの言葉。
そして、今……。


Toshl[トシ]
著・文・その他

内容説明

X JAPANのヴォーカルとして栄光のただ中にいたTOSHI。その裏で起こるトラブルの連続、そして苦悩の日々。心の隙間に忍び寄ったのは、「洗脳」という思いもよらぬ地獄だった。12年に及んだ「洗脳」の恐ろしさを心の奥底から訴えた、自伝的告発の書。

目次

1章 1993~1997―地獄への切符(仕組まれた地獄への入り口;家族の崩壊 ほか)
2章 1997~1998―洗脳男(血判状;X JAPAN解散 ほか)
3章 1998~2006―騙し続ける妻の残虐性(完全支配;ボランティアと称した営業活動 ほか)
4章 2006~2009―逃亡、暴力、そして拉致監禁(X JAPANの再結成;一筋の光 ほか)
5章 2009~現在―奇跡の出会い(「洗脳」からの脱出;歌をやめる決意 ほか)

著者等紹介

Toshl[TOSHL]
1965年、千葉県館山市生まれ。高校時代に結成したXは、’89年、CBS・ソニーからメジャーデビュー。奇抜なルックスと高い音楽性は熱狂的な支持を集め、’92年には世界進出を目指して、X JAPANと改名し、ワーナー・ミュージック・インターナショナルのアトランティックレーベルと契約。しかし、’97年自ら脱退し、バンドは解散。その背景には、自己啓発セミナーを主催するホームオブハートによる残忍な洗脳があった。長いマインドコントロール期間を経て、2009年、ホームオブハートの支配下から完全に脱却し、’08年以降、復活したX JAPANのメンバーとしても、ソロ・アーティストとしても活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

112
著者が経験した十二年間にわたる洗脳の日々。精神的に追い込まれた家族や仕事の悩みからも彼の純粋で真面目な性格や周囲への強い不信感が浮かび上がる。この状況に適応した洗脳のタイミングや手口も巧妙で、どんなに理不尽な罵倒と暴力を浴びようが「自分が悪い」と思考するように「フィードバック」が刷り込まれる点が特に恐ろしい。離脱のエピソードでは金に対する反応が人の本性を暴くことや外界との接触の大切さが描かれている。脱出劇の緊迫感も凄まじい。「僕には正常な判断能力があるのだろうか?」洗脳社会ともいえる現代に深く訴える一冊。2020/11/23

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

71
安倍晋三暗殺で30年振りに再燃した世界平和統一家庭連合(統一教会)問題。この問題で連日の様にコメントしている有田芳生(このタイミングで選挙に落ちて、この人が野に放たれたのは、天の配剤である)と紀藤正樹弁護士だが、思えばX JAPANのトシのマインドコントロールが解けた時の記者会見にいたのも紀藤弁護士だった。そういう点でも極めて今日的な1冊である。タレント本ではあるが、クライマックスやスリルもある大変面白い本、是非お薦めします。トシさんがいかにしてマインドコントロールされたか。トシを利用する妻と教祖の関係。2022/06/08

さんつきくん

70
予め金スマを拝見してましたが、凄まじかった。プロローグのページは悲しいほど穏やかなのに、第1章始まりからかなりヘビーで「暴れん坊将軍」だった。50ページぐらいで「待て待て待て」と一旦ページを閉じ、心を整えている自分がいました。そこらのB級ホラー作品より強烈でした。一時代を気づいたXのヴォーカルToshl。一方でお金に関する数々のトラブルにToshlは心を閉ざす。そこへ現れたのが後に妻となるKと変な団体だった。彼がカルト教団に洗脳され、もがき苦しむ様は「辛くて見てられない」。利用するだけ利用されて、捨てられ2014/11/05

yomineko@猫と共に生きる

66
メンタリストDaigoさんが動画でオススメしていた本。内容が衝撃過ぎて、続きが気になって仕方なかったので一気読みです。社会的地位のある方が、どうしてこんな卑劣な罠に嵌って行ったのかが綴られている。早く逃げればいいのに、どうして!と半ば怒りを感じながら読んだ。洗脳(特に宗教絡み)は恐ろしい。。。Toshiさんは抜け出すのに10年以上を要している。その間卑劣な団体に収入のほぼ100%を毟り取られている😨とにかく、抜け出せて良かったです!2021/08/04

ゼロ

65
あのX JAPANのボーカリスト・Toshiの12年間に及ぶ洗脳を赤裸々に描いた著書となっています。マインドコントロールを受け、MASAYAと守谷から10億円以上も金を奪われていた。仕事が終われば、暴力と悪口を受け、貧相な生活を強いられてきた。ホームオブハートが許せない!と思いますが、MASAYAを筆頭に、YOSHIKIやお父様の様な、強烈なカリスマ性を持った人に惹かれやすい生活があるのだなと感じました。おそらく劣等感が強く、心が純粋で、人を信じやすいからこそです。これから一人で立って、歩いて欲しい。2015/10/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8186064
  • ご注意事項