歴史の温もり―安岡章太郎歴史文集

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  • サイズ A5判/ページ数 381p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784062186421
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

明治維新から現代まで、日本人の心層に脈々と流れ続ける普遍的なものを見続けた時代と人間を描く歴史エッセイ集。明治維新から現代まで、日本人の心層に脈々と流れ続ける普遍的なものを見続けた時代と人間を描く歴史エッセイ集。

安岡 章太郎[ヤスオカ ショウタロウ]
著・文・その他

内容説明

日本人とは何か、人間とは何か、私とは何か。「個」であることにこだわり続け、透徹した視線で戦前戦後を生きた作家の文章を新たに厳選する、珠玉の歴史エッセイ集。

目次

1(歴史小説について;島崎藤村と『夜明け前』;歴史について ほか)
2(「のらくろ」と共に;小愛国者の期待と失望;九段 靖国神社 ほか)
3(「愛国心」について;『梨の花』―記憶の作用;“戦後”は終わったが… ほか)

著者等紹介

安岡章太郎[ヤスオカショウタロウ]
1920年生まれ、2013年没。日本芸術院会員。高知県出身。1953年「悪い仲間」「陰気な愉しみ」で芥川賞受賞。同時期に文壇に登場した、遠藤周作、小島信夫、吉行淳之介、庄野潤三らとともに、「第三の新人」と呼ばれる。井伏鱒二、小林秀雄などとも交流があり、対談の名手でもあった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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こっこ

1
★★★★☆ 安岡氏の歴史文集。文の趣旨が分かり難く、話が前後したり脱線したりもするしまたある種の韜晦も感じられるが、それでも氏の「誠実さ」は疑い得ないように思う。時流に流されず大声で叫ぶでなく、「低い視座」から感情を殺した自身の体験を基調に歴史を語る。「自分だったらどうなのか。この安岡の自己への問いかけは、もしかしたらひどくナイーブなものかもしれない。しかし、それはあらゆる場面に徹底される。簡単なようで、意外にむずかしい姿勢である」(「解題」より)。歴史に対する感受性、それは私にも有るのだろうか。2016/11/15

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