違う自分になれ!―ウルトラマラソンの方程式

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違う自分になれ!―ウルトラマラソンの方程式

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062185967
  • NDC分類 782.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

摂氏50度、世界一苛酷な217キロ耐久レースほかを数々完走するランナーが明かすその魅力と攻略法、そして極限の挑戦のドラマ「非常識メソッド」で市民ランナーの指導に革命を起こした異端の指導者は、なぜ、過酷な超ウルトラレースに挑むのか!? 

ジョギング・ランニング人口はついに1100万人を突破。ランナーの関心が、トライアスロンやウルトラマラソンに向かっている。2013年、初めて東京で開催されたウルトラマラソンも、参加者募集があっという間でいっぱいになった。

著者の岩本能史さんは、世界一苛酷な217キロ耐久レース・バッドウォーター、250キロのスパルタスロンなどを何度も完走してきた。
たとえば、アメリカのデスバレーにあるバッドウォーターは、最高気温摂氏50度、路面の温度は90度超。さらに、3つの山脈を越える。
闘うのは環境とばかりではない。脳が命を守るために幻覚や原因不明の痛みなどを起こす。こうした過酷さを物語るエピソードには事欠かない。
果たして、ウルトラマラソンへの挑戦とは岩本さんにとってなんなのか。
「マラソンは変わるための手段。僕はあらゆることが変わった」岩本さんは述べる。その軌跡には、妻やサポーターたちとの悲喜こもごものドラマがあり、心を揺さぶる1冊となった。

1 大阪国際女子マラソン
「おめでとう!」チームメンバーの晴れ舞台を僕は一生忘れない
2 初参戦・バッドウォーター戦記1
 難関レース中、最も過酷な環境。だが僕は、レースを甘く見ていた……
3 大苦戦・バッドウォーター戦記2
 痛み、睡魔、幻覚……、大自然と格闘した42時間の果てに聞いた水音
4 バッドウォーターに再び挑む
 限界を越えようと考えるから「恐怖」は増大する。そんななか、結果は5位完走
5 有頂天の中学時代・高1で味わった絶望
 次々と記録を作った中学生の僕が、高校では後輩に抜かれるだけの存在に
6 仕事で見返すしかない!
 みんなが認める何者かになりたい、と思って飛び込んだ営業の世界でトップに
7 スパルタスロンを決めた部下の一言
 246キロのコース完走率は30パーセント。初参戦のハードルは高かった
8 2000年、スパルタスロン本番
 100キロ過ぎて限界ギリギリの僕に、もうひとりの自分の甘いささやき
9 1000日目の結実
 1回目の失敗で「強さ」が足りないとわかった。攻略すべきは自分だったのだ
10 スパルタスロン6位に疑惑の声
 疑いを晴らすには24時間走で結果を出せばいい。だからアジア選手権出場へ
11 38歳のプロ宣言
 無名、マイナー競技、38歳の三重苦。スポンサーのなり手などいるのか
12 70日間で未経験者がフルマラソンを3時間30分で完走
 雑誌の特集で、「彼女らを完走させたい」と裏方的な気持ちに火がついた
13 club「MY☆STAR」発足
 ウルトラマラソンのノウハウが市民ランナーの能力を伸ばすのに役立つ
14 里奈、スパルタスロンを走る
 マラソン指導者となった陰には、走りが遅くてもあきらめない妻の存在があった
15 47歳のバッドウォーター 
 4回目に挑む。過去最高にキツかったのに、人生最高のレースができたと感じた


岩本 能史[イワモト ノブミ]
著・文・その他

内容説明

「非常識メソッド」で市民ランナーの指導に革命を起こした異端の指導者は、なぜ、過酷な超ウルトラレースに挑むのか。217km、50℃超、標高差3962mの極限レースが教える、ランナー最強の指南書。

目次

大阪国際女子マラソン
初参戦・バッドウォーター戦記1
大苦戦・バッドウォーター戦記2
バッドウォーターに再び挑む
有頂天の中学時代・高1で味わった絶望
仕事で見返すしかない!
スパルタスロンを決めた部下の一言
2000年、スパルタスロン本番
1000日目の結実
スパルタスロン6位に疑惑の声
38歳のプロ宣言
70日間で未経験者がフルマラソンを3時間30分で完走
「club MY☆STAR」発足
里奈、スパルタスロンを走る
47歳のバッドウォーター

著者等紹介

岩本能史[イワモトノブミ]
ウルトラランナー。ランニングチーム「club MY☆STAR」主宰。1966年、神奈川県に生まれる。世界6大ウルトラマラソンのうち最も過酷といわれるバッドウォーター・ウルトラマラソン、スパルタスロンのほか、24時間走アジア選手権でも2位の記録を持つ。ランニングチームでは市民ランナーへの指導を行い、2013年、大阪国際女子マラソンでは8名ものランナーを出場に導く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鈴木拓

18
フルマラソンはテレビ放映もされるし、世界一になればスポーツ面で大々的に報道される。一方、ウルトラマラソンというと、日本ではいまだにメジャーとはいいがたい。しかしその世界はとてつもなく面白いものだと思う。また、フルマラソンもウルトラマラソンも繋がっていて、そこには常にドラマがある。私自身はまだフルマラソンで納得する結果を得られていないが、いずれフルマラソンの先にはウルトラマラソンへも挑戦したいと思う。この本には、ウルトラマラソンを走るための哲学があるし、それはフルマラソンでも生きるだろうなと感じた。2023/05/31

ヨータン

14
何がなんでも目標を達成するぞ!という心構えが私には足りていないんだなと思いました。一度でいいから、やるだけやった!と全く後悔のないくらい練習をしてレースに臨んでみようと思いました。2014/07/13

Roti

11
100kmウルトラマラソンに真剣に挑戦しようと思い、読み終えて読メに記録しようとして、過去に読了していたことに気付いた。全く気付かなかった。その理由の一つは別の見方で読んだためと思う。本書は「長く走る」方法論と、「走ることで見えてくるもの」を作者の経験と理論(後付けだけど)で熱く語る。しかし技術書ではない。エッセイである。その点で表題の通り、「自己実現」の本でもある。2017/12/11

Roti

7
ウルトラマラソンランナーの4度のバッドウォーター・ウルトラ・マラソン体験やその他のウルトラマラソンを通して、“なぜ人は走るのか”を自問し続け、結論としてそれは“なりたい自分になる”、畢竟、人の変身願望を“走る”という行為を通して考える“哲学”エッセイ。別の本では、出るレースの6倍の距離を月間走らなければ、いいハパフォーマンスは出ない、と書いてあったが、それは正しいのだろう。100kmx6=600km。今の自分にはこの距離を日常走るは難しい。どんな“生き方”をして、“一度の生でどこまで挑戦する自分でありたい2016/04/16

こともえ

5
本人からはトレースの重要性を。奥さんからは継続することの大切さを。2015/03/06

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