時の審廷

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時の審廷

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  • サイズ B6判/ページ数 361p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062185349
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

政権交代なるかの総選挙の投票日、森江春策に「日本分断」を告げる電話が。過去と現在が交錯する「時」シリーズが12年ぶりに甦る!「ミステリ―の達人」が、大絶賛!

驚きの超-社会派本格探偵小説。奇想、ここに極まれり。――有栖川有栖氏

時代の深層に秘されたロマンを解く、壮麗なるミステリ―だ!――ときわ書房本店 宇田川拓也氏

本格ミステリ・ベスト10 第2位 
週刊文春ミステリ―ベスト10 第8位 
傑作「時の密室」から12年――。「時」シリーズが甦った!

戦前のハルビン、戦後の日本、そして現代――。
数多くの謎に満ちた事件が起こり、交錯するとき、
日本を震撼させる出来事が明かされる!

盤石の地位を保ってきた政権党から第二党への初めての政権交代なるかが
注目された総選挙の投開票日に、大地震発生の報が。
同日、弁護士兼探偵の森江春策に「日本分断」と告げる謎の電話があった。
一方、昭和24年。大量殺人事件・大都銀行事件の取材にいそしむ
仮名文字新聞記者の和智雄平にも、
戦前に赴任したハルビンの知人から「日本分断」という電話が――。

序 篇 大いなる分断
第一篇 電子の大海から東方の巴里へ
第二篇 戒厳令下の“密室”
第三篇 ペンティメント──古き愛の唄
終 篇 そして水晶の都へ


芦辺 拓[アシベ タク]
著・文・その他

内容説明

盤石の地位を保ってきた政権党から第二党への初めての政権交代なるかが注目された総選挙の投開票日に、大地震発生の報が。同日、弁護士兼探偵の森江春策に「日本分断」と告げる謎の電話があった。一方、昭和24年。大量殺人事件・大都銀行事件の取材にいそしむ仮名文字新聞記者の和智雄平にも、戦前に赴任したハルビンの知人から「日本分断」という電話が―。戦前のハルビン、戦後の日本、そして現代―。謎に満ちた事件が起こり、交錯するとき、日本を震撼させる出来事が明かされる!

著者等紹介

芦辺拓[アシベタク]
1958年、大阪府生まれ。同志社大学卒業。’86年に「異類五種」で第2回幻想文学新人賞に佳作入選。’90年に『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

64
森江春策の事件簿その21。時のシリーズ第三弾。このシリーズは読み難いがすごくイイ。終わり方もイイ感じ。2014/09/11

RIN

28
弁護士・森江春策シリーズの「時」シリーズ3作目。現代と過去が交錯する「時」シリーズは芦辺さんの作品の中で一番のお気に入り。今回は3つの時と2つの場所が絡み合う力作。しかも、戦後最大の謎と言われた2つの事件も関わるし現代の政界も揶揄し・・・で盛りだくさんだ。本格派か?と言われれば???だが、普通に歴史のIFミステリーとしても楽しめるエンタテイメント。森江弁護士シリーズから遠ざかって久しく、いつの間にか大阪から東京に移転してるし、秘書?の新島はこんなにウザかったっけ?だし・・・遡ってシリーズ復帰しようかな。2016/08/22

なしかれー

16
「日本分断」の謎を解く話。知らなかったのだけれど、シリーズもので3作目らしい。単体でも支障はないけれど、やっぱり読んでいてこそ分かるのだろうなという記述もいくつかあり、切ない。過去と今、ハルビンと日本。いくつかの小さな謎を解きながら大きな謎に迫るという構成。ミステリよりも政治の在り方、ネットの恐ろしさ、国家とそこに住む人達の関係性なんかについて、つらつら考えながら読了。2014/03/15

イシグロ

12
戦前のハルビン、戦後の東京、現代の東京を行き来しながら進む物語。 東方の小巴里、貴族一家の失踪、下山事件、帝銀事件、政権交代、インターネット、地震予知による戒厳令……とにかく要素が山盛りなのだけれど、社会派としてもエンターテイメントとしても(あとラブストーリーとしても)ちゃんと着地はします。 ただ、場面が小刻みに飛びすぎて、とにかく没入しにくく、読了までえらく時間がかかりました。 もっと細かく章立てして、整理してもよかったのでは。 あと、森江春策シリーズ初読だったのですが、あまりキャラクターに馴染めず…。2019/05/26

二分五厘

8
あの政権交代の裏で、森江春策の世界で起こった事件。それは戦前のハルビンで起こった殺人やロシア貴族失踪、戦後の二大事件までを発端としたもので…。戒厳令下の日本を舞台にアクティブに動く森江探偵とその一党。現代と過去を行ったり来たりで話が進むので、前章の引きを忘れてしまいがちに(泣)終盤は一本にまとまったから助かったけど。「汐山」事件と「大銀」事件、日本分断の展開、そして〇〇警部の登場と盛りだくさん。現代の事件は・・・だけど。なんすか、史上最劣にして最恐の”密室”トリックって。2014/06/22

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