出版社内容情報
昭和30年?40年の落語全盛期において、芸の裏側に隠された、噺の仕立てのための直筆の記録を初めて公開します。本書は、落語黄金期と言われた三越演芸会を彩った天才落語家12人の名人にスポットをあて、極めて貴重な名人直筆の「感どころ」(梗概)から、いかに名人達の至芸が演じられたのかを掘り起こします。
昭和30年?40年の落語全盛期においての不出の噺家たちが残したこの直筆の「感どころ」は、名人達の芸の裏側に隠された、噺の仕立ての記録資料として初めて紹介されることになります。
直筆の「感どころ」には、現名人が、先代の噺家が守り演じ続けた落語とは違った観点、自分流の笑いをとるための創意工夫された噺の筋が記されています。
落語は演じ手も聴き手もそれぞれの心の中に情景を思い思いに想像し、描き、イメージを創り上げる噺芸ですそのような裏事情がところどころに垣間見られ読み取れる資料による解説本。
はじめに 不世出の噺家と三越落語会
出番
●落語家12名人が残した「感どころ」
金原亭馬生 三升家小勝 三笑亭可楽 三遊亭圓生 三遊亭円歌 桂 文楽
三遊亭金馬 林家正蔵 三遊亭百生 春風亭柳橋 柳家小さん 桂 小文治
橘家円蔵 古今亭志ん朝 古今亭志ん生
他
●噺家が残したゆかりの品
おわりに
●三越演芸会のプログラムに残された時代を写した演芸評論家のエッセイ
立川 志らく[タテカワ シラク]
著・文・その他
内容説明
およそ半世紀ぶりに、奇跡的に発見!ファン必見のお宝初公開。昭和の名人芸が浮き彫りに!本人直筆で演目解説した“感どころ”の凄さ!
目次
五代目古今亭志ん生
八代目桂文楽
六代目三遊亭圓生
三代目三遊亭金馬
三代目桂三木助
八代目三笑亭可楽
八代目林家正藏
五代目柳家小さん
十代目金原亭馬生
五代目三遊亭圓楽
五代目立川談志
著者等紹介
立川志らく[タテカワシラク]
1963年、東京生まれ。1985年に立川談志に入門。1995年、真打昇進。創意溢れる古典落語に加え、映画に材をとった「シネマ落語」でも注目を集める。独演会、一門会のほかテレビ、ラジオをはじめ、映画評論家、映画監督など幅広く活躍。また、2003年より劇団「下町ダニーローズ」を主宰し、舞台演出家としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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