出版社内容情報
ハッチー先生の40年にわたる研究から、おそろしい「害虫」スズメバチのおどろくべき生態、人とスズメバチの関係などを解き明かす! 昆虫の生態系のトップに君臨するスズメバチ。近年は都市部にも巣をつくり、人を襲うおそろしい「害虫」として悪名高い存在です。しかし、彼女たちの立場から人間や環境を見てみると、いちがいに害虫と決めつけられないことに気づかされます。
たくみな巣作り。数百頭もの巨大なファミリー。働きバチのあざやかなハンティング。女王バチと働きバチ、幼虫たちの不思議な関係。そこには、人間社会にも通じる精妙な自然の営みがあります。
40年以上、スズメバチを研究し続けてきた著者の目を通して、意外と知られていないスズメバチの生態、自然のすばらしさ、環境問題、人間とスズメバチの関わりを伝えます。この一冊で、スズメバチ博士になれるだけでなく、身近な自然に思いをはせる想像力を養います。
中村 雅雄[ナカムラ マサオ]
著・文・その他
内容説明
スズメバチは都市部にも巣をつくる「害虫」とされています。しかし、スズメバチの立場から人間や自然環境を見てみると、別のすがたが見えてきます。身近な自然に思いをはせる想像力を養う一冊!
目次
はじめに スズメバチってどんなハチ?
第1章 はじまりは一匹の女王バチから―4月~5月
第2章 働きバチの誕生―6月
第3章 巣のひっこし―7月
第4章 スズメバチは名ハンター―8月
第5章 きびしい夏を乗りこえる―8月~9月
第6章 たたかうスズメバチ
第7章 次世代へのバトンタッチ―10月~11月
第8章 スズメバチと人とのかかわり
付録1 スズメバチと出会ったら
付録2 世界のスズメバチ、日本のスズメバチ
著者等紹介
中村雅雄[ナカムラマサオ]
スズメバチ研究者、日本昆虫学会会員、日本応用動物昆虫学会会員、“カーリットの森”を守る市民の会代表。1948年、東京都生まれ。1970年、神奈川県川崎市の小学校教員となる。そのころから、スズメバチの本格的な研究をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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