出版社内容情報
米兵と日本人女性の子として生まれたミッチとカズ。彼らが見つめた日本の光と闇。戦後日本を包括的にとらえた著者渾身の野心作!
アメリカ兵と日本人女性との間に生まれたミッチとカズは、ママに引き取られて暮らすことに。また、ママのいとこの子であるヨン子とも幼馴染みであった。ある日、オレンジ色のスカートをはいたミキちゃんという子が池で溺死する事件が起こる。彼らは成長し、それぞれの人生を歩み始めるが、数年に一度、オレンジ色の衣服を身につけた若い女性が殺害される事件が起こり、彼らは過去の記憶に苛まれるのだった……。
【著者紹介】
津島佑子(つしまゆうこ)
1947年、東京都生まれ。白百合女子大学卒。「寵児」で第17回女流文学賞、「光の領分」で第1回野間文芸新人賞、「黙市」で第10回川端康成文学賞、「夜の光に追われて」で第38回読売文学賞、「火の山──山猿記」で第34回谷崎潤一郎賞、第51回野間文芸賞受賞。他の著書に「あまりに野蛮な」「葦舟飛んだ」「黄金の夢の歌」などがある。
内容説明
アメリカ兵と日本人女性との間に生まれたミッチとカズは、ママに引き取られて暮らすことに。まわりには同じような境遇で施設に暮らす子どもたちや、ママのいとこの子であるヨン子がいた。ある日、オレンジ色のスカートをはいたミキちゃんが池で溺死する事件が起こる。ミッチたちはター坊という少年がミキちゃんを池に突き落としたのではと疑っていた。彼らは成長し、それぞれの人生を歩み始めるが、数年に一度、オレンジ色の衣服を身につけた若い女性が殺害される事件が起こり、彼らは過去の記憶に苛まれるのだった…。3.11後のこれからを示唆する渾身の問題小説。
著者等紹介
津島佑子[ツシマユウコ]
1947年、東京都生まれ。白百合女子大学卒。「寵児」で第17回女流文学賞、『光の領分』で第1回野間文芸新人賞、『黙市』で第10回川端康成文学賞、『夜の光に追われて』で第38回読売文学賞、『火の山一山猿記』で第34回谷崎潤一郎賞、第51回野間文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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