出版社内容情報
国際社会においては「ディベート」なくして「納得」は無い!実体験も盛り込みつつ、ディベートで勝つ方法を指南する日本人必読の書。
著者は1980年代から、日本人にとって、テーマを決めて討論をすることの大切さを訴え、ディベート教育は学校でも一部行われるようになり、社会においてもその重要性は認められつつあります。今、中国、韓国、アメリカなどから、日本に対して厳しい言葉が浴びせられかけています。もちろんそれは感情的なものが密接に関わっているわけですが、相手の言い分に対しては、きちんと反論し、日本の考えを主張しなければ、戦いに負けたことになります。著者は言います。徹底的に論争をしたあと、「相手の顔を見たくない」などと言う日本人は少なくないけれど、外国人は論争したあと、にっこり笑って握手を求めてくれる、と。つまり、「ディベート」というぶつかり合いなくして「納得」は無いのです。謝罪すれば事はすむわけではなく、実際、戦後66年がそのように経過してしまったのです。
著者は、中国で新華社通信編集長とも公開ディベートを行い、韓国にても従軍慰安婦などのテーマでディベートをしてきました。アメリカ人とは日本外国人記者クラブで長年、ディベートをしてきました。本書は、実体験も織り込みながら、ディベートとは何かということを解説し、中国人、韓国人、アメリカ人の特徴を解説しながら、ディベートの実例、そのポイントを明かして、実際にディベートで勝てるようにしていくものです。
著者は言います。──これまでの日本では、「和」とされるものは戦わないことだった。しかし、今、ディベートこそが「和」に至るプロセスである。ディベートで敵は何を考えているか理解し、ディベートを通じて、品格ある勝ち方をする。日本を守るには、このディベートが肝心なのだ。
【著者紹介】
1940年大阪生まれ。関西学院大学卒業。日商岩井、米国大使館、NHK上級英会話講師、産能大教授、名古屋外語大教授、ホノルル大教授などを経て、 英語教育・ディベート・国際交渉・異文化コミュニケーションなどの分野で活躍する。私塾紘道館館長、国際ディベート学会会長。 ICEEコミュニケーション検定試験を年1回主宰。1980年代以降、ディベート教育を唱道してきた。ディベート、英語と英語教育、日本文化などに関する多数の著作がある。代表作に『情のディベートの技術』『日中英語戦争』(共に講談社+α新書)、『交渉力の英語』(講談社現代新書)など。
内容説明
国際社会を生き抜くための指南書。世界に「和」をもたらす勝ち方の極意。
目次
第1章 これが日本を国難から守るディベート道だ
第2章 中国人を論破する法
第3章 「縮み志向」の韓国人
第4章 アメリカ人を論破する法
第5章 日本人を論破する
第6章 地上最強のディベート「究論道」
第7章 右も左も斬る「究論道」
あとがき 魂の記―これだけは言っておきたい
著者等紹介
松本道弘[マツモトミチヒロ]
1940年大阪生まれ。関西学院大学卒業。日商岩井、米国大使館、NHK上級英会話講師、産能大助教授、名古屋外語大教授、国際教養大学教授などを経て、英語教育・ディベート・国際交渉・異文化コミュニケーションなどの分野で活躍する。私塾紘道館館長、国際ディベート学会会長。ICEEコミュニケーション検定試験を年1回主宰。1980年代以降、ディベート教育を唱道してきた。ディベート、英語と英語教育、日本文化などに関する多数の著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。




