出版社内容情報
スマートフォンを棄てて、貝がらに耳をすませ! 人間性回復のため四兄弟が立ちあがった! 先鋭性の中にリリシズムが光る最新作。
コミュニケーションの利便性を高度に追求した結果、人々は人間性を完全に喪失していた。二〇一二年七月、そのことを憂う口べたな四兄弟が立ちあがった。長兄は、多機能携帯電話を廃棄し、貝がらを耳にあてるよう訴える。そうすることで、人は心を静め、本来は聞き取れぬはずの声と交信することまで可能になり、それにより豊かな人間性を回復することができるというのだが……。ノスタルジィとリリシズムをたたえる福永信の最新作!
内容説明
高度なコミュニケーション社会の発達の行く末に失望し、失われた人間性を取り戻すため、立ちあがった四兄弟。大舞台の幕が今、上がる…夢想家の長男、実務肌の次男、兄に忠実な三男、ミステリアスな四男―彼らが語るのは、脱力と失笑を誘う、ただの世迷い言か?それとも、人と人とが本当につながる夢のような世界なのか?戯曲を模した小説、その小説のノベライズという、まさかの手法で生み出した、二つのトゥルーストーリー。隠れた名作「この世の、ほとんどすべてのことを」も友情収録。
著者等紹介
福永信[フクナガシン]
1972年、東京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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