ぼくと数字のふしぎな世界

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062181686
  • NDC分類 410.4
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ロングセラー『ぼくには数字が風景に見える』のダニエル・タメット最新作! ぼくが魅せられた数字の世界とぼくの脳のあいだ。『ぼくには数字が風景に見える』『天才が語る』のダニエル・タメット最新作!

グリム童話の「無限」の神秘、アイスランド人の数字の数え方、シェイクスピアとゼロとの関係、雪の結晶とシンメトリー、無限数と砂粒、円周率π(パイ)の美しさ、詩と素数を結びつけるもの……タメットが描く数字の不可思議なワンダーランド!

1 家族の価値
2 一時間の中にある永遠
3 アイスランドで四を数える
4 ことわざと掛け算表
5 教室での直観
6 シェイクスピアのゼロ
7 演説の形
8 大きい数
9 雪だるま
10 空想都市
11 われわれしかいないのか?
12 オマル・ハイヤームの暦
13 一一本指で数える
14 みごとな数、パイ
15 アインシュタインの方程式
16 ある作家の微分積分
17 本について
18 素数の詩
19 なにごとも不平等に作られる
20 ぼくの母親像
21 おしゃべりなチェス
22 個人と統計
23 時の洪水
24 天よりも高い
25 数学の美
ここで取り上げたテーマは、ぼくがずっと関心を寄せてきたものばかりで、そのために多岐にわたっている。個人的なことも書いたが、より広い世界に目を向けるように努めた。シェイクスピアが初めてゼロを習った小学校の授業や(ゼロは一六世紀の小学校では新しい概念だった)、詩人であり数学者だったオマル・ハイヤームがスルタンのために作った暦に思いを馳せた章では、伝記の要素を取り入れた。また、ケベックの雪やアイスランドでの数の数え方、西洋の数学的な考え方を発展させるきっかけになった古代ギリシアの議論など、読者のみなさんをさまざまな国や時代へと導いていく章もある。(「はじめに」より)


ダニエル・タメット[ダニエル タメット]
著・文・その他

古屋 美登里[フルヤ ミドリ]
翻訳

内容説明

グリム童話の「無限」の神秘、アイスランド人の数の数え方、シェイクスピアとゼロとの関係、雪の結晶とシンメトリー、無限数と砂粒、円周率πの美しさ、詩と素数を結びつけるもの…タメットが描く数字の不可思議なワンダーランド!

目次

家族の価値
一時間の中にある永遠
アイスランドで四を数える
ことわざと掛け算表
教室での直観
シェイクスピアのゼロ
演説の形
大きい数
雪だるま
空想都市〔ほか〕

著者等紹介

タメット,ダニエル[タメット,ダニエル] [Tammet,Daniel]
作家、言語学者、教師。1979年、ロンドンに生まれる。2004年、円周率の暗誦でヨーロッパ記録を樹立。現在は、自身のウェブサイトOptimnemで、外国語学習プログラムを展開している。パリに暮らしている

古屋美登里[フルヤミドリ]
早稲田大学教育学部卒業。翻訳家。エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

18
2012年初出。中国語で数を数えるのは、アイスランド語と同じくらい複雑(34頁)。なにかの半分には必ず大きな意味がある、と分数の意味を的確に示した生徒がいる(65頁)。ひと昔、分数のできない大学生が話題となったが、分数は割り算、比と算数、数学の基礎とわかる。クリスマスのデコレーションで、柱から枝が出たものは星型樹枝状(デンドライト)結晶という(101頁)。オマル・ハイヤームは読書をしていないときには執筆をした(135頁)。数学も詩も、意味は簡潔だ。ほんの数行の中に全世界を創造することができる(148頁)。2014/09/27

tom

12
アスペルガーでサヴァンの著者が書いた『ぼくには数字が風景に見える』は、とても面白かった。その著者の本ということで借りてきたのだけど、この本は、いわゆる雑文集。書中にある円周率小数点以下22514桁までを暗唱したときの記事には、ちょっと気持ちを惹かれるところがあったけれど、その他の部分は流し読み。よくよく表題をみると、「ぼくと数字の不思議な世界」とある。「数学」じゃなくて「数字」だった。数字をネタにしても、面白い雑文にはならないよねえと妙に納得して読了です。2014/09/29

みにみに

6
サヴァンやアスペルガーで有名な著者ですが、そういうのとはあまり関係ない数学エッセイ。数学の天才は童話読んでもこういう思索するんだーと面白かったが、所々理解及ばず…。全部読めずに期限切れで返却。2014/09/01

momo

4
「考える」ときには集合のような数学的な発想が必要とは知っていたけれど、やっぱりそうだったのか。著者の場合にはそれが「感じる」ときにも自然とそうなって、たとえば素数と詩の不思議な関係まで見つけてしまう。おもしろい。2015/04/02

おだまん

4
平易な文章だけど、結構難しい。作者さんの数字への愛情はよく分かる。2014/09/26

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