出版社内容情報
浴びるほど酒を飲み、飽きるほど女を抱き、毎月1000枚を超える原稿を書いた、笹沢左保と川上宗薫。豪傑二人の盛衰を描ききる。
エロ小説の大家・川上宗薫と木枯らし紋次郎の笹沢左保。今や懐かしさすら漂う二人の流行作家。銀座に通い複数の女性と関係を持ちつつ月産1000枚超の小説を書き続けた豪傑たち。今は絶滅した「流行作家」という豪傑種と長年密接につきあってきた著者が、人となりから知られざるエピソードまでを縦横に書き下ろす。
【著者紹介】
1950年生まれ。73年新潮社入社、「小説新潮」編集部に30年近く在籍、編集長もつとめる。電子書籍配信サービス・パブリッシングリンクを経て、現在デジタル総合文藝誌「アレ!」編集長。日大芸術学部文芸学科非常勤講師。著書に『ぬけられますか 私漫画家滝田ゆう』『スーパー編集長のシステム小説術』『朝5分!読むだけで文章力がグッと上がる本』がある。
内容説明
酒と女に耽溺しつつ、毎月1000枚を超える原稿を書き続けた。川上宗薫と笹沢左保。豪傑二人の人生をたどる。最盛期の文壇を知り尽くす著者による、「流行作家」への鎮魂譜。
目次
川上宗薫と笹沢左保
二人の作家との出会い
流行作家の条件
告白小説『流行作家』
牧師と詩人
流行作家の作られ方
宗薫作品はエロか
「木枯し紋次郎」の誕生
不安と空虚感
強者と弱者〔ほか〕
著者等紹介
校條剛[メンジョウツヨシ]
1950年東京生まれ。1973年株式会社新潮社入社。月刊小説雑誌「小説新潮」に29年間在籍。元「小説新潮」編集長。日本推理サスペンス大賞、新潮ミステリー倶楽部賞、小説新潮長編新人賞を創設。現在、電子書籍編集に従事。日大藝術学部講師、朝日カルチャーセンター講師。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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