幕が上がる

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  • サイズ B6判/ページ数 305p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062180702
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

映画化決定! 主演ももクロ! 高校演劇部を舞台に、少女たちの一途な思いが交差し、きらめく。中高生に読ませたい小説No.1!映画化決定! 主演ももクロ・監督本広克行
2015年2月28日全国公開!

小っちゃいな、目標。行こうよ、全国!
すべてはその一言から始まった。高校演劇は負けたら終わり。
男子よりも、勉強よりも大切な日々が幕を開ける。

「もっと言いたい。死ぬほど稽古したい。」
「どこまでも行けるから、だから私たちは不安なんだ。」
「夢だけど、夢じゃなかった!」
「カンパネルラ! また、いつか、どこかで!」

地方の高校演劇部を舞台に、少女たちの一途な思いがぶつかり、交差し、きらめく。
劇作家・平田オリザが放つ初めての小説は、誰もが待っていた最高の文化系青春ストーリー!

平田 オリザ[ヒラタ オリザ]
著・文・その他

内容説明

「小っちゃいな、目標。行こうよ、全国」。すべてはその一言から始まった。地方の高校演劇部を舞台に、劇作家・平田オリザが放つ文化系青春小説。

著者等紹介

平田オリザ[ヒラタオリザ]
1962年東京生まれ。劇団「青年団」主宰。1983年に青年団を旗揚げし、劇作家、演出家として活動を始める。「現代口語演劇理論」を掲げ、日本人の生活を基点に演劇を見直し、「静かな演劇」と称された1990年代の小劇場演劇の流れをつくる。1995年『東京ノート』で岸田國士戯曲賞、1998年『月の岬』で読売演劇大賞最優秀作品賞・優秀演出家賞、2002年『上野動物園再々々襲撃』で読売演劇大賞優秀作品賞、2003年『その河をこえて、五月』で朝日舞台芸術賞グランプリを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

146
初読み作家さんでしたが、我ながら恥ずかしくなるくらいにとてもストレートに感動してしまいました。高校演劇部の話ですが、そこらのスポーツモノも足元に及ばない?ひたむきな頑張りに胸が熱くなりました。とにかくキャラが素晴らしいです。芝居を演じることで、自己をさらけ出し、他者をいたわり、困難に真っ向から立ち向かう姿にずっと目頭が熱くなりっぱなしでした。いくつになっても、やっぱり学生青春モノはココロ揺さぶられてしまいます。友情や進路、恋愛など様々な悩みや葛藤があると思われる青春の1ページをとてもステキに綴っています。2015/01/12

風眠

126
劇作家であり、演出家、劇団青年団主宰の平田オリザ氏。口語的な文章なので小説というよりは脚本のプロットのよう。でもそれが逆に効果的で、何者にもなれない、なれる術を知らない女子高生の葛藤がガツンと伝わってくる。それにセリフが抜群にいい!モモクロで映画化されたので手に取ってみたが、思っていた以上に深くて、まっすぐで、青春が全力疾走しているような物語だった。高校演劇部、自分のリアルを表現したい伝えたい、そんな部員達の真剣さに心打たれる。星空を走る銀河鉄道に心寄せて、置いてきてしまった「何か」に私も想いを馳せた。2015/03/21

七色一味

91
読破。文化系コンクールものの王道的構成で、安心して読めます。ただ、パターン化してる感じもあって、やや新鮮味には欠けるかも。とりあえず、『銀河鉄道の夜』だけは事前に読んでおくと、後半部分楽しめるかと。ただなぁ~、そこへの高校生の生活と心情の投影とかって、結構無理を感じてしまう面もあるかと。もう少し身近な投影方法があっても良かったのではないか──、それこそ批評の中にあった話ですが──と。まぁ、細かな部分はいろいろありますが、それでも全体的にはいい作品です^^2013/04/28

ゆみねこ

87
いつも地区大会で終ってしまう、弱小演劇部。そこに学生演劇の女王と呼ばれていた美術教師が赴任して、全国大会を目指す熱血演劇もの。大好きな銀河鉄道の夜をモチーフにした、きらめく高校生の姿に胸を熱くしました。素敵な1冊、お勧めです。2016/07/11

りえこ

85
ものすごく良かった。面白いし、暖かくて沢山、涙が出た。高校演劇の話。私も中学は演劇部部長で、高校は学校外で演劇をしていたので、とても共感しました。憧れもあった。高校か、会場校だったので、高校演劇も見たりしていました。仲間がいて、純粋に打ち込めるこの時期って宝物たなーと思う。2013/06/13

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