梟の系譜―宇喜多四代

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062180368
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

備前の戦国武将として名を馳せた宇喜多直家。その祖父からはじまる梟雄の系譜を三代にわたって描いた、本格長編歴史小説!

天文三年(1534年)、備前・砥石城へ浦上家の重臣・島村宗政の軍勢が押し寄せてきた。守勢は、もう一人の重臣・宇喜多能家。一時は主家をしのぐ名声を得た能家であったが、8年前に中風を患い隠居の身となっていた。戦陣にも立てない能家は籠城を諦め、息子・興家と孫の八郎を城から落ち延びさせることを決意する。能家最期の抵抗の間に城を脱出した興家親子の、食うにも事欠く放浪の旅がはじまった。追手を避け一時は旧師の寺を頼り、その後は備前福岡の豪商の家に親子で身を寄せる。能家の敵討と宇喜多家再興を果たせぬうちに、興家は商家の娘を後妻にもらい、義母と折り合いの悪い八郎は商家を飛び出す。近くの寺で過ごすうちに月日が流れる。父・興家は商家で亡くなり、毛利氏や尼子氏の跋扈する中国地方の情勢も風雲急を告げ、直家と名を変えた八郎は旧主・浦上宗景に召し出される。梟雄・宇喜多直家が踏み出した最初の一歩だった。

内容説明

天文三年、備前・砥石城へ浦上家の重臣・島村宗政の軍勢が押し寄せてきた。守勢は、もう一人の重臣・宇喜多能家。病で戦陣に立てない能家は篭城を諦め、息子・興家と孫の八郎を城から逃がす。親子は備前福岡の豪商の家に身を寄せるが、やがて父は亡くなり、八郎は直家と名を改め旧主・浦上家に潜りこむ。悪人の名を乱世に轟かせた、梟雄の第一歩だった―。宇喜多直家の全貌を描ききった本格歴史長編。

著者等紹介

上田秀人[ウエダヒデト]
1959年、大阪生まれ。大阪歯科大学卒。’97年、小説CLUB新人賞佳作。時代小説を中心に活躍する。’09年には「この文庫書き下ろし時代小説がすごい!」のベストシリーズ1位に輝いた。単行本では’10年に『孤闘立花宗茂』で第16回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

17
雌伏編ともいうべき前半は抜群の面白さではあるが主人公が直家に名を変えてからはダイジェスト風になってしまい少し気が抜ける。ドラマチックな展開や人物が書き込めばもっと深みや凄みが出そうなのに流し気味なのは大変惜しく、筆力は間違いなくあるので分量的に余裕があればもっと高みに登れた作品のように思う。それでもラストシーンを読んで本を閉じるときには静かな余韻があり良い作品だった。いずれ著者にはもっと分量のある大作を書いていただきたいところだ。2012/12/02

Our Homeisland

12
この作者のものは初めて。「宇喜多四代」というサブタイトルに魅かれて読んでみました。丁寧に書かれた正統派の戦国時代歴史小説で、素晴らしい大作でした。四代とありますが、一番有名な秀家は最後に出てくるだけ、実際には三代目の忠家と二人の弟たちが中心でした。この三兄弟が、真田における昌幸と信之幸村のようでもありました。真田、北条、武田、上杉など東からの対信長包囲網の話を多く読んできましたが、西側でこんなに熾烈な争いがあったのは初めてに近いので非常に面白かったです。官兵衛に竹中に山中というスーパースターたち2019/09/15

Book Lover Mr.Garakuta

9
この手の本は大切に読みたい。日本戦国時代の宇喜多家の話。2019/11/16

奈良 楓

7
【○】謀将宇喜多直家の生涯が軸になっています。印象よく描かれない宇喜多直家ですが、冒頭滅ぼされた家を大国に挟まれつつ再興させていく過程を読むと、冷静冷徹な判断が必要になるのもやむを得ないと感じます。幼少のとき商家に預けられますが、その話が面白かったです。2015/07/25

ソババッケ

7
副題には「宇喜多四代」とあるが、実質は宇喜多直家の生涯を主として描いている。あの関ヶ原で西軍の主力となった宇喜多秀家の父親である。物語は、宇喜多家の居城であった砥石城の落城から始まる。八郎(直家の幼名)の流浪生活が描かれ、わずか100貫の侍生活で始まり、やがては備前一国をも制圧するに至る。だが、時代が遅かった。信長-秀吉の巨大となった勢力には臣従せざるをえなかった。これまで隣の播磨の国はよく小説で採りあげられたが、備前の国を扱ったものは少ない。非常に魅力的な一冊となっている。★3.52013/01/27

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