出版社内容情報
歴史的な事件から身近な話題まで、20世紀以降のトピックにかかわる国内外のノンフィクション10話を編んだアンソロジーです事実(ノンフィクション)だけが持つ驚きに感動し、調べ、考え、世の中とつながること。誰かに話し、意見を聞き、自分の考えをまとめ伝えて、他者とつながること。
こうした「つながる力」を見据え、子どもたちの生きる力を育む学年別シリーズの2年生の巻です。
短編アンソロジーなので、どのお話からも読め、朝読にもぴったりです。
社会的な事件や、理科的な発明発見、心をゆさぶるドラマチックな事実まで、教科横断型の読み物として、調べ学習にも発展可能なセレクション。読み終えたら、今度はだれかに話すことにも重点を置き、コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力も養います。
辛いときこそ笑顔が大事というモットーで愛と笑いの病院設立を果たした「赤鼻のお医者さん」
捨てられたり虐待されたペットなどを交番で預かるうちにその数も種類も増え、移動動物園を開いたおまわりさんのお話「110番動物園」
南極観測隊の食事に創意工夫を凝らして基地を明るく元気にした料理人のユーモアが楽しい「南極の流しそうめん」
お金ではなくドングリを預金して森を豊かにする「どんぐり銀行」
ベルリンオリンピックの棒高跳びで同じ記録で2位になった選手が銀メダルと銅メダルを半分ずつつなぎ合わせた「世界にただひとつのメダル」
小児ガンの少女が治療薬開発のために開いたレモネードの販売活動が全米へと拡がった「わたしはレモネードやさん」
楽しい夢のようなお城を作り上げようと独り黙々と小石を積み上げ完成させた「シュバルのふしぎなお城」
阪神淡路大震災でなくなった兄のランドセルを背負って小学校に通う弟と家族のお話「にいちゃんのランドセル」
野生の鳥と戯れ日本野鳥の会を設立した「スズメの学校の先生」
アメリカ空軍がサンタクロースの現在地をレーダーで追跡する「サンタ追跡大作戦」など、計10話収録。
巻末には、いきいきと話すために擬音語・擬態語を学び、「話す・伝える」国語のページをガイド。
学習指導要領との対応説明や、調べ学習にも役立つブックガイドも収録。
笠原 良郎[カサハラ ヨシロウ]
監修
浅川 陽子[アサカワ ヨウコ]
監修
内容説明
世の中とつながるさいしょの一歩。かんどうがいっぱいの10のお話。
目次
赤鼻のおいしゃさん―2003年4月日本でケアリングクラウン活動開始
どんぐり銀行―1992年10月どんぐり銀行開店
サンタクロースはどこにいる?―1955年12月サンタ追跡作戦開始
110番動物園―1986年11月110番動物園スタート
わたしはレモネードやさん―2004年6月レモネードスタンド全米へ
せかいでただひとつのメダル―1936年8月ベルリンオリンピック
南極のながしそうめん―1968年12月第九次越冬隊、南極点到達
スズメの学校の先生―1934年3月日本野鳥の会創立
にいちゃんのランドセル―1995年1月阪神・淡路大震災
シュバルのふしぎなおしろ―1969年9月フランス重要文化財登録
著者等紹介
笠原良郎[カサハラヨシロウ]
全国学校図書館協議会顧問、国際子ども図書館を考える全国連絡会会長。1931年生まれ。早稲田大学法学部卒。中学校社会科教諭、高校司書教諭を経て、1982年全国学校図書館協議会へ。同協議会の事務局長・理事長を歴任し、学校図書館法改正や国際子ども図書館の開設など図書館運動に献身
浅川陽子[アサカワヨウコ]
お茶の水女子大学附属小学校主幹教諭。1956年生まれ。お茶の水女子大学大学院人文科学修士。公立・私立の幼稚園や小学校教諭、お茶の水女子大学子ども発達教育研究センター講師を経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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