なんて面白すぎる博物館

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  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784062179577
  • NDC分類 069.021
  • Cコード C0076

出版社内容情報

牛に蛇から、監獄、拷問まで。ものすごく面白くてもしかしたらためになる知的好奇心満腹読本!

牛の博物館(岩手県奥州市) 肉牛・黒毛和種の生産地として名高い前沢にあり、コンパクトながらユニークな展示物で、人類と牛とのかかわり、食肉の歴史など、目からうろこの知識が得られる。
博物館 酢の里(愛知県半田市) 文化元年(1804年)尾張半田の酒造家・中野又右衛門が、酒を搾ったあと捨てられていた酒粕から酢を作ることに成功。この酢が大量に江戸に運ばれるようになり、握り寿司ブームが生まれた。ここから、江戸前寿司と全国で六割のシェアを誇るミツカンの歴史が始まった。
貨幣博物館(東京都中央区) 和同開珎、天正長大判といった国内の希少な貨幣から、ヤップ島の巨大な石の貨幣など世界の貨幣まで、コレクションは充実している。お金とは何かを考えるきっかけになる博物館
駿河湾深海生物館(静岡県沼津市) 世界に類をみない、湾でありながら水深千メートルを超える深海となっている駿河湾。深海蟹のタカアシガニを始め、まるでSFに出てきそうな深海生物の標本であふれている。
ジャパンスネークセンター(群馬県太田市) 研究機関でもあるため、大蛇、毒蛇、珍蛇……、世界中の蛇が集められている。ガラス越しに毒吐きコブラの毒を浴びるアトラクションもあり、食堂では、マムシ、シマヘビのハンバーグといったメニューも楽しめる。
蝶館カビラ(沖縄県石垣市) 脱サラして東京から移住した元サラリーマンが、世界的なコレクションを展示。観察館では貴重な蝶が舞う姿も見られる。蝶の採集ツアーもあり、日本で一年中採集ができるのは八重山諸島だけ。
博物館 網走監獄(北海道網走市) 旧網走刑務所をそのまま保存。吉村昭の名著『破獄』の舞台にもなった。
明治大学博物館(刑事関係展示)(東京都千代田区) 別名・拷問博物館。貴重な展示が多いが、なんといっても目玉は、ギロチンと鉄の処女といった処刑具や拷問具。
史跡 佐渡金山(新潟県佐渡市) 金と近代史に関する驚愕の蘊蓄がゴロゴロしているワンダーマウンテン。実際に使われた坑道を利用した博物館で、当時の様子を再現した蝋人形がおどろおどろしく迫力がある。
フォッサマグナミュージアム(新潟県糸魚川市) 誰もが中学で習い、言葉は知っていても、ちゃんと説明ができないフォッサマグナ。フォッサマグナの断層が地表に露出している現地で、わかりやすく解説されている。

牛の博物館(岩手県奥州市)
博物館 酢の里(愛知県半田市)
貨幣博物館(東京都中央区)
駿河湾深海生物館(静岡県沼津市)
ジャパンスネークセンター(群馬県太田市)
蝶館カビラ(沖縄県石垣市)
博物館 網走監獄(北海道網走市)
明治大学博物館(刑事関係展示)(東京都千代田区)
史跡 佐渡金山(新潟県佐渡市)
フォッサマグナミュージアム(新潟県糸魚川市)

【著者紹介】
1968年、神奈川県生まれ。東京工業大学大学院で、なんの役にも立たないウニ、ホヤ、ヒトデを研究後、出版社入社。ネイチャー誌、釣り雑誌編集長を経て、独立。現在は、「ナショナルジオグラフィック日本版」ウェブ編集を担当。著書に『ボートフィッシングバイブル』がある。また、椎名誠氏の著作のデータマンも務め、「怪しい雑魚釣り隊」のエースとしても活躍中。

目次

第1章 なんてユニークな生活の知恵(牛がいなければ、文明は五百年遅れていた! 牛の博物館―岩手県奥州市;握り寿司ブームを起こした一軒の造り酒屋 博物館酢の里―愛知県半田市;お金に関する漢字はなぜ貝だらけ!? 貨幣博物館―東京都中央区)
第2章 なんて不思議な生きものたち(日本一の深海に潜むクールでかわいい怪獣たち 駿河湾深海生物館―静岡県沼津市;人はなぜ蛇を怖がるのか ジャパンスネークセンター―群馬県太田市;毒蝶はゆっくり優雅に飛ぶ 蝶館カビラ―沖縄県石垣市)
第3章 なんて歴史はドラマチック(「明治、昭和の脱獄王」に会いに行く 博物館網走監獄―北海道網走市;拷問についてもう一度よーく考えてみよう 明治大学博物館(刑事関係展示)―東京都千代田区
今でも浜辺には金鉱石がゴロゴロ 史跡 佐渡金山―新潟県佐渡市 ほか)

著者等紹介

齋藤海仁[サイトウカイジン]
1968年、神奈川県生まれ。東京工業大学大学院でウニ・ホヤ・ヒトデの研究をした後、出版社に入社。ネイチャー誌、釣り雑誌編集長などを経て独立。現在は『ナショナルジオグラフィック日本版』ウェブ編集を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ユウユウ

35
語り口でおもしろいと感じさせる。実際博物館というのは、おもしろいところを探そうとか、興味を持って見るととてもおもしろいけれど、展示が単調でつまらなく感じさせてしまうもったいない施設も多いはず。著者のおもしろがる精神大事だと思いました。2018/05/20

ばっか殿すん

10
マニアックな博物館巡り…楽しそうだ〜な〜。石の博物館のフォッサマグナミュージアムとか。2013/03/03

魚京童!

9
このヒトあんまりおもしろくない。2015/05/20

ダンスにホン!ころりん

8
20121019第1刷発行 130501読了 最高に面白い!牛の博物館(岩手)からフォッサマグナミュージアム(新潟)まで十ヶ所の博物館を紹介。博物館目的で旅行したくなるほどそそられた。タモリ倶楽部で博物館ネタで取り上げて欲しいと思った。おもしろがリスト海仁さんの解説をじかに聞きたい~。帰省したら「酢の里」は行く。酢酸菌の膜が頑張ってくれているお陰でお寿司や酢の物が食べられるのだから…いとおしい膜を愛でにいかねば!フォッサマグナミュージアムはマグマが噴き出すほど大興奮!日本の地形なるべくして今の形なのだ!2013/05/01

さぁちぃ(積読本消化中…)

3
[図書館]博物館のイメージが地元のつまんない博物館のイメージしかなかったけど、この本で紹介されてる博物館は行ってみたくなる面白そうな所ばっか。牛と酢は行ってみたいです。網走も気になるけど北海道は遠すぎる(笑)2013/02/20

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