虐待と微笑(ほほえみ)―裏切られた兵士たちの戦争

電子版価格
¥1,595
  • 電子版あり

虐待と微笑(ほほえみ)―裏切られた兵士たちの戦争

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062179362
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

テロの容疑者に対し拷問・虐待は許される!理性を失った超大国の犠牲になった兵士たちの証言からアメリカ<対テロ戦争>の真実を描く

世界を戦慄させたイラク・アブグレイブ収容所での捕虜虐待事件。
人間ピラミッドを築かせ、犬に挑発させ、裸の股間を女性米兵が笑いながら指差す写真が世界に流れた。捕虜の権利を認めるジュネーヴ条約を無視した暴挙はなぜ起きたか。
それは兵士の問題ではなく、テロの容疑者には捕虜の権利はない、と断じた米政権上層部の責任であった。
上官の命令で拷問・虐待におよび罪に問われた下級兵士たち。虐待を告発した兵士、また、CIAの工作員となったビンラディンの関係者、キューバに収容されたアラブ人などのインタビューを通し、理性を失った超大国の姿に迫る。
戦地に虐待現場に、そしてアメリカの悲劇に肉迫した著者の、9・11からビンラディン殺害まで10年間の記録

読者へのノート/第1章 容疑者を裏切った男/第2章 キューバのアルカイダ収容所/第3章 虐待と微笑/第4章 アブグレイブの深い闇/第5章 女性准将の行脚/終章 〈対テロ戦争〉10年目の果て/著者のノート

【著者紹介】
よしおか・こう テレビジャーナリスト。1944年、長野県生まれ。68年、東京写真(現東京工芸)大学卒業。その後、写真家として沖縄に在住。71年、『沖縄69-70』で平凡社「太陽賞」の準太陽賞を受賞。81年、テレビディレクターとして『11PM』『NNNドキュメント」(日本テレビ)、1985年から2004年まで『ニュースステーション』(テレビ朝日)、『報道特集』(TBS)で活躍。現在はテレビ番組制作会社「オルタスジャパン」の専務取締役兼ディレクターを務める。写真集『沖縄69~70』(1970年)のほか、著書に『写真と権力』(共著・74年)、『新韓国事情』(74年)、『いくさ世・沖縄』(97年)、『戦争の果て』(2004年)、『子ども・平和・未来 21世紀の紛争』(編・全5巻、10年)。テレビドキュメンタリーとしては『微笑と虐待』(2008年)などがある。

内容説明

世界を戦慄させた捕虜虐待事件。“対テロ戦争”の虜囚にジュネーヴ条約の権利はない、と断じた米政権上層部。その命令で拷問・虐待に走った下級兵士たち。戦地に虐待現場に、そしてアメリカの悲劇に肉迫した著者の、9・11からビンラディン殺害まで10年間の記録。

目次

第1章 容疑者を裏切った男
第2章 キューバのアルカイダ収容所
第3章 虐待と微笑
第4章 アブグレイブの深い闇
第5章 女性准将の行脚
終章 “対テロ戦争”一〇年目の果て

著者等紹介

吉岡攻[ヨシオカコウ]
テレビジャーナリスト。1944年、長野県生まれ。68年、東京写真(現東京工芸)大学卒業。その後、写真家として沖縄に在住。71年、『沖縄69‐70』で平凡社「太陽賞」の準太陽賞を受賞。81年、テレビディレクターとして『11PM』『NNNドキュメント』(日本テレビ)、85年から2004年まで『ニュースステーション』(テレビ朝日)、『報道特集』(TBS)で活躍。現在はテレビ番組制作会社「オルタスジャパン」の専務取締役兼ディレクターを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

16
最初は悲劇的な結果に終わったスタンフォード大学監獄実験の現実版だと思っていました。そうではなくパパブッシュのやり残した仕事を全うすべくJr.が911を無理矢理イラクと結びつけ戦争に踏み切った結果でした。テロと戦争は国家相手ではないジュネーブ条約を守る必要はないと拷問を行わせていて、不運な7人が悪のりして写真を撮った為に生け贄にされてしまった。処罰された上官は1人だけで当時指揮権を奪われた状態で、囚人を犬の様に扱えと命じた少将は不問にされ、罰を受けた者は就職もできずひっそりと生活している。2018/05/10

moku*

11
表紙のとてつもないインパクト。アブグレイブ刑務所については知っていたが、ここまでとは、、、。ジュネーブ条約が存在する意味を考えこんでしまう。なにが正しいことなのだろうか..。2015/03/02

小鈴

11
9.11から始まった〈テロとの戦争〉とは何だったのか、10年にわたる取材をまとめたものがこの本だが、やはり耳目を集めるのはグアンタナモやアブグレイブの虐待事件の取材だろう。裸にしたイラク人に首輪をつけ紐で引っ張っている女性の写真を見たことがあるだろう。このおぞましい虐待の数々は、一部の兵士の暴走で起こったものでは「ない」! 。捕まえたアフガニスタンやイラク人は「敵性戦闘員」として、戦争捕虜ではないとしてジュネーブ条約が適用されないと解釈され、国家が虐待を容認するのだ。この国家の暴力を見よ!2012/09/19

cozicozy

6
事件のきっかけとなった表紙の写真に、驚きつつ読み進めました。こちらも、再度かりての読了。でも、今回が読む時期だったのかなぁと、勝手な思い込みを。◆表紙の写真に、驚き、また読み進めて、真実と何なのか?正義とは何なのか?国家とは何なのか?政治とは何なのか?権力とは?権力を持つとは何なのか?と考えさせられました。また、平和な世の中となり、戦争がないことを喜ぶのではなく、自分達で作り上げて、被害者だからとまるで正当化されたように向かって行く。でも、それは政治的な判断でしかなく、その地へ赴く人たちの心は、民主主義2012/12/13

mutante

6
日本で唯一、真実だけを書いている雑誌「実話ナックルズ」のような悪趣味な表紙なので立ち読みするのにも躊躇してしまうだろうが中身は「虐待に加担した加害者であり被害者」である「七つの腐ったリンゴ」の憲兵たちにインタビューをしていくノンフィクション。命令とはいえ、ここまで人間の尊厳をないがしろにしている獣に同情の余地はないが「虐待の心理」を知るためにはこれほどの名著はないかと思う。表紙は悪趣味すぎるから帯で隠してほしいですけどね。2012/09/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5242000
  • ご注意事項

最近チェックした商品