ママが生きた証(あかし)

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ママが生きた証(あかし)

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062179201
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

妻が妊娠5ヵ月で余命1年の乳がんを宣告された!自分の命か新しい命かを迫られる夫婦。日本初の治療例に耐えての出産とその後の日々結婚3年目で授かった命―。希望に胸ふくらませる小学校教師の妻が妊娠5ヵ月で受けた検査で、末期の乳がんが見つかった。医師からは、肝臓への転移も指摘され余命1年の宣告を受ける。最適な抗がん剤を投与すれば、羊水が減ってしまうリスクは避けられない。「自分の命」を優先すべきか「新しい命」はどうなるのか、究極の選択を迫られる夫婦。
だが、アメリカで報告例があった治療と出産を同時に進めるリスク覚悟の療法を、日本ではじめて受けることにより、副作用に悩まされながらも、2010年12月、無事男児を出産した。
しかし、病魔はいっこうに衰えない。さらなる肺、脳への転移と治療法をめぐり対立する妻と夫、病院と家族。それでも絶対に諦めない妻には、わが子に託したい〈ゆめ〉があった。その舞台は、小さいころから親しんだ実家近くの神社で行われる泣き相撲の土俵に長男を立たせること。2011年は9月25日に開催される。その日まで、いかなることがあっても命の火は絶やせない―。
がん宣告から最期の日まで、妻と夫と最愛の子の14ヵ月の物語を、一周忌を前に夫が綴る。

がんを宣告された日の妻の日記。2010年8月5日 
「生きる証として書きます。正直、死というものをまだ受け止められない。でも、死と直面した私より残される家族が心配。残されるほうが辛いと思うから。
赤ちゃんはどうなるのかな? やっとできた赤ちゃん。泣いたから治るわけじゃない。でも、涙が出てくる。
でもでも、少しでも長く生きられるように頑張る!私の今の一番の幸せは、大好きな人たちと一緒にいることです。生きる!!」

ひとつの体に「絶望」と「希望」が宿る運命は、この日からはじまった。

第1章 夏の日の宣告
第2章 迫られる究極の選択
第3章 ママが生きた証
第4章 「もう、神様、許してください……」
第5章 ずっと抱いていた〈ゆめ〉
第6章 永遠の9月


小松 武幸[コマツ タケユキ]
著・文・その他

内容説明

妊娠5カ月の妻が余命1年の乳がんを宣告された。「自分の命」を優先すべきか、「新しい命」はどうなるか、僕たちに突きつけられた究極の選択。日本初の治療例、リスク覚悟で事態は動いた!絶対に諦めない…ママには我が子に託した“ゆめ”があったから。美恵と遼雅と僕14カ月の物語。

目次

第1章 夏の日の宣告
第2章 迫られる究極の選択
第3章 ママが生きた証
第4章 「もう、神様、許してください…」
第5章 ずっと抱いていた“ゆめ”
第6章 永遠の9月

著者等紹介

小松武幸[コマツタケユキ]
1974年青森市生まれ。青山学院大学法学部在学中から放送作家の活動をはじめる。現在、『報道ステーション』『GET SPORTS』などを中心にスポーツ番組、スポーツ中継を手がける。故・美恵と2007年結婚。2010年長男・遼雅誕生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

milk tea

43
妊娠中に末期がんを宣告される。お母さんも赤ちゃんも助けたい、選ぶことなんてできないというのがホントの気持ち。それでも時間は待ってくれない。迷っている間も癌細胞は広がっていく。民間療法については、ちょっと賛成できないな。やっぱり病院は病院だと思う。もっともっと生きたかっただろうなぁ。定期健診は必ず受けましょう。2017/12/11

とももん

7
こういった本を読みあさってます。ほんとに、自分が生きてるだけでありがたいと思えます。まだまだこういう本を読もうと思ってます。2016/11/25

ゆうゆう

6
なぜこのタイミングで、夢を叶えた、まだまだやりたいこともあった、成長する子どもの側にいたかっただろう。この本での希望は、妊婦さんにも抗がん剤を投与することができる、ということなのかもしれない。妊婦さんでなければ投与する量も、妊婦さんでも、諸条件があるとは思うが、タキソールもハーセプチンも全くダメだと思っていた。できる治療があれば、それだけ希望が広がる。生きることをあきらめない、出来ることがあるなら、その姿勢は見習わねばなぁ。2018/03/25

みかりん

5
妊娠5カ月で末期の乳がんが見つかった方の旦那さんが書いた本。子供をとるか、命をとるか。辛い闘病生活の中 子供の為に必死に頑張る。母は強しですよね。この子が大きくなった時に ママの話を一杯してあげて欲しいですね。2018/08/21

Aya

5
【図書館】妊娠5ヵ月で判明した末期の乳がん。子どもの命をとるか、母親の命をとるか…難しい選択を迫られる。ご主人の目線で書かれているので、病魔と闘う奥様自身はもっともっと言葉にはならない苦しい葛藤があったのではないでしょうか。私が奥様の立場だったら…どうしてただろう?子どもがいる今、病気がわかったら…?最近、小林真央さんが乳がんの治療中というニュースがありましたが、まずは健診!愛する家族がいる今は尚更、私も受けなければと思いました。2016/06/10

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