出版社内容情報
来日して25年。苦学生から経済学者になった著者が、<お金>をキーワードに綴る意外な日本の素顔。本当の日本の豊かさを考える!
日本に憧れ、たった7万円を持って来日したスリランカ人のにしゃんたさん。
難しい日本語に四苦八苦し、お金もなく、差別やいじめを受け、ときには円形脱毛症になりつつも、「いつかは日本で一旗あげてやる!」の一念で、笑顔で乗りきった25年間……。苦学生から経済学者になったにしゃんたさんが、日本で遣ったお金と貰ったお金、<お金>をキーワードに感じた、ユニークな日本の素顔。経済学者の金銭収支から、本当の日本の豊かさを考える!
「はじめまして」にかえて
日本名の値段 10万7000円
第一章 日本で「なんとか」稼ぐ
日本に来たときの所持金 7万円
初めてのアルバイト 時給500円
目標にした外人タレントの古本 300円
大学時代にためた貯金 300万円
空手の稽古代 0円
第二章 日本で「なんとか」生きる
バーの用心棒時給 1000円
初出演のテレビのギャラ 3万円
京都府名誉友好大使の報酬 約10万円
株式会社の投資金 100万円
行きつけの店のコーヒー 200円
県立大学准教授の年収 約800万円
1ヵ月の飲み代 約7万円
学生たちと食べた定食 600円
第三章 日本で「つくづく」幸せを感じる
結婚式で使ったお金 3000円
京町家の家賃 15万円
社会人落語日本一決定戦の賞金 20万円
高速フェリーのお金 500円
【著者紹介】
1969年、スリランカ中部キャンディー生まれ。羽衣国際大学現代社会学准教授。87年、来日。立命館大学経営学部卒。比較文化論を教える傍ら、テレビ、ラジオ、雑誌などに数多く出演。日本文化の勉強のために落語を始め、社会人落語日本一決定戦で準優勝を獲得。2005年、日本国籍を取得。京都市在住。
内容説明
所持金7万円でスリランカからやってきた!僕と日本とお金の深ーい物語。本当の豊かさって何?“お金”をキーワードに綴る、にしゃんた流・“日本”観。
目次
第1章 日本で「なんとか」稼ぐ(日本に来たときの所持金―7万円;初めてのアルバイト―時給500円;目標にした外国人タレントの古本―300円 ほか)
第2章 日本で「なんとか」生きる(バーの用心棒―時給1000円;初出演のテレビのギャラ―3万円;京都府名誉友好大使の一ヵ月の報酬―約15万円 ほか)
第3章 日本で「つくづく」幸せを感じる(結婚式で使ったお金―3000円;京町家の家賃―15万円;社会人落語日本一決定戦準優勝の賞金―20万円 ほか)
著者等紹介
にしゃんた[ニシャンタ]
1969年スリランカの世界遺産・キャンディー市で、国営銀行員の父、学校教師の母の元に生まれる。87年、高校生の頃、ボーイスカウトで初来日。88年、留学のため再来日をはたし、立命館大学に入学。大学在学中は体育会系の日本拳法や空手を学び、全国空手道連盟公認四段、全国空手道連盟公認指導員の資格を取得。同時に、出場した弁論大会ですべて優勝を獲得、スピコン荒らしの異名を取る。立命館大学を学部総代で卒業後、大学院に進み、名城大学で商学修士号、龍谷大学で経済修士号と経済(民際)博士号を取得。2002年、山口県立大学講師、06年に准教授となり、同大学に7年間勤務。10年より、羽衣国際大学現代社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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