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もののみごと―江戸の粋を継ぐ職人たちの、確かな手わざと名デザイン。

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  • サイズ A5判/ページ数 190p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784062177924
  • NDC分類 750.213
  • Cコード C0072

出版社内容情報

江戸時代から続く伝統の技を今も受け継ぐ「江戸の職人」たち総勢30名を精緻な写真と文章で紹介する。江戸からの伝統を受け継ぎ、未来に繋ぐべく、一徹にわざを磨き続ける職人たちがいます。ひとつひとつ、丁寧に体で憶えたわざから、美しい「一生もの」が生み出されます。今を生きる職人たちのわざから生み出された「ものたち」は、モダンデザインと見紛うほど現代性に溢れています。「切子」「扇子」「指物」「結桶」などなど……、いま私たちの家にあると、生活に彩りを与えてくれる「みごとなもの」の数々と、味わい深くセンスのよい職人たちのわざの世界を堪能できる一冊です。
この本で紹介する「もの」と名職人さんは、
黄楊櫛 竹内勉さん 江戸切子 小林淑郎さん犬張子 田中作典さん 江戸筆 亀井正文さん江戸指物 戸田敏夫さん江戸扇子 深津佳子さん本手打ち毛抜き 倉田義之さん江戸小紋 小宮康正さん足袋 石井芳和さん東京桐箪笥 林正次さん江戸からかみ 小泉幸雄さん 引手金具 堀口宏さん江戸すだれ 田中義弘さん 江戸風鈴 篠原儀治さん・裕さん釣りしのぶ 深野晃正さん碁盤 前沢道雄さん 江戸甲冑 加藤一冑さん江戸和竿 中根喜三郎さん 今戸焼 白井裕一郎さん江戸鼈甲 磯貝一さん・英之さん唐木細工 土倉昭夫さん曲物 大川良夫さん銅おろし金 勅使川原隆さん江戸結桶 川又栄風さん木彫看板 坂井保之さん木版画摺 松崎啓三郎さん錺簪 三浦孝之さん江戸玩具 杉原茂夫さん押絵羽子板 西山鴻月さん 宝船熊手 吉田啓子さん・京子さん
の30品、33名。
仕事場でお話を聞いた著者は、田中敦子さん、フォトグラファーは、みなもと忠之さん、ブックデザインは、菊地敦己さん。伝統工芸に興味のある方はもちろん、デザイン、日本文化、町歩きなどにご興味のある方はぜひ、お手にとってご覧ください。

田中 敦子[タナカ アツコ]
著・文・その他

みなもと 忠之[ミナモト タダユキ]
写真

目次

黄楊櫛―竹内勉
江戸切子―小林淑郎
犬張子―田中作典
江戸筆―亀井正文
江戸指物―戸田敏夫
江戸扇子―深津佳子
本手打ち毛抜き―倉田義之
江戸小紋―小宮康正
足袋―石井芳和
東京桐箪笥―林正次〔ほか〕

著者等紹介

田中敦子[タナカアツコ]
東京都生まれ。1984年、早稲田大学第一文学部卒業。工芸、染織、きものを中心に、取材、執筆、編集をおこなう。工芸や染織のプロデューサーとして、百貨店他で企画展も手がける

〓忠之[ミナモトタダユキ]
岡山県生まれ。1981年、東京工芸大学(旧写真大)卒業。1990年、〓(みなもと)忠之写真事務所設立。国内外のアーティストのポートレートを中心に広告、エディトリアルと幅広く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おゆ

18
写真は品物、手元、道具、職人で計3項。文章は経歴やインタビューを上下段組で計3項。33人の職人をそれぞれこの枠に収めて紹介するので、内容は広く浅い。けれどもそこに内包されるものの深さ重さを思わずに読める人はいないだろう。巻末には注釈の他に、品物を買い求める際に必要な情報が付せられているが、甲冑や鼈甲のような高価な品を除いては、どれも手が出ぬほどの額ではない。「手をかけすぎると値が上がる」と、買う人のために腕を磨く職人の意地がそこに見える。しかもある人は「技は借り物」と言い、独占することを良しとしない。2018/06/27

おさと

5
皆様素晴らしすぎ。職人さんは本当に凄い。プロ中のプロだ。2014/09/22

ZEPPELIN

4
和風総本家の書籍版のような作品。どれも直に手にとってみたくなるものばかりで、でも仮に入手できたところで勿体なくて使えなそうな逸品ばかり。五年や十年で習得できるような技術ではないという自負が感じられるし、釣り好きとしては竿に惹かれる。ただ、大量生産で品質も悪くないものが溢れている時代において、こういった職人さんの数が減り、後継者育成も容易ではないという状況はどうしたらいいんだろうか。こういった和の世界がなくなっていくのはあまりにも悲しい2014/05/06

doji

1
江戸の手わざのムック本の拡張版、といった感じ。テキストも写真ももう少し読み応えのあるものだった。読みながら思ったのは、こういったものの作り方の中で、材料は加工の仕方ではなく、使った時の利便性や効能によって選ぶという、当たり前のことのだいじさだった。加工がしやすい、量産しやすい、ということのプライオリティは下がっていく。それがなにより素晴らしい。2018/04/10

Hatsumi Sakoda

1
こういう職人仕事、絶滅危惧種にしちゃあいけねえよな…。2015/08/24

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