出版社内容情報
誰も見たことがない!消えゆく、そして消えてしまった、日本全国・究極のナローゲージ(狭軌鉄道)の貴重な写真と図説
誰も見たことがない!消えゆく、そして消えてしまった、日本全国・究極のナローゲージ(狭軌鉄道)の貴重な写真と図説
内容説明
消えてしまった!「特殊な」30の廃線軌道。400点にも及ぶ、「初出記録写真」が映し出す響きの光景。見ることのできなかった「幻」の軽便鉄道が蘇る。
目次
昭和四十年~秘蔵初出写真 消えてしまった究極のナローゲージ
第1章 北海道編
第2章 東北編
第3章 関東編
第4章 中部編
第5章 関西編
第6章 中国編
第7章 四国編
第8章 九州編
第9章 沖縄編
秘蔵画像でおくるナローゲージたち
著者等紹介
岡本憲之[オカモトノリユキ]
1968年東京都豊島区生まれ。特殊鉄道車両メーカーの設計課に勤務した後、精密鉄道模型専門店勤務、そこで実物から模型までの鉄道知識を得、娯楽鉄道総合コンサルタントの「せんろ商会」として独立。「特殊鉄道」と名のつくものは何でも幅広く収集。せまい線路「ナローゲージ」の専門家として鉄道ファンには有名。軽便鉄道、鉱山鉄道、森林鉄道、工場内の専用線、遊覧鉄道と研究は多岐にわたる。現在、行政や鉄道関係における各地の企画展や鉄道博物館のアドバイザーを務める。失われてゆく鉄道文化を守るべく軽便・ローカル・特殊鉄道の保存団体「けいてつ協会」を主宰している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
最終バック九番手
0
頸城や井笠なんかの軽便での大手有名どころからばんえい競馬の軌道まで多種多様な路線が紹介されていて面白かった…カラー写真が少なすぎるのがとても残念である…第1刷発行:2012年5月28日…本体2800円2013/06/24
ポポロ
0
究極に安かったので買ったが、写真も充実していてとても良かった。現在鉄道といえば旅客が中心となり、経営もJRや大手資本のものが大半になっているが、少し前の時代まで小規模資本によるナローゲージが森林、鉱山、工場、商店、農地を多く走っていたことがリアルに感じられた。鉄道と人々の距離がいまとは全く違う尺度で近かったのだろう。旅行者が地方都市や山奥で突如として見慣れない鉄道に出会う衝撃を想像した。一極集中や均質化がどこまでも進む今となっては郷愁さえ感じる。著者がマニアっぽくなく文章が読みやすいのも良かった。2022/12/17