危ない会社は一発でわかる―キャッシュ・フロー計算書読解法

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  • サイズ B6判/ページ数 185p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062177160
  • NDC分類 336.92
  • Cコード C0036

出版社内容情報

会社の異常な行動は「キャッシュ・フロー計算書」にまずあらわれる。最悪の事態を未然に防ぐため、一般人の会計リテラシーを高める本

会社の異常な行動は「キャッシュ・フロー計算書」にまずあらわれる。最悪の事態を未然に防ぐため、一般人の会計リテラシーを高める本

内容説明

問題のある会社、不正をおこなう会社の決算書はある一定の傾向を示し、そこには必ず“ぬかり”がある。そうした“頭隠して尻隠さず”といった事態はキャッシュ・フロー計算書(CS)に如実にあらわれる。ベストセラー『決算書はここだけ読め!』(講談社現代新書)の著者がキャッシュ・フロー計算書の読みかたを、実例に即して徹底指南。

目次

第1章 要はおカネの出入りと増減
第2章 赤字の会社を粉飾してみる
第3章 粉飾のパターンとキャッシュ・フロー計算書の表示
第4章 粉飾は誰もしあわせにしない
第5章 ある倒産企業のキャッシュ・フローをみて考える
第6章 キャッシュ・フローが歪んでしまった粉飾
第7章 キャッシュ・フロー計算書の限界

著者等紹介

前川修満[マエカワオサミツ]
公認会計士、税理士。1960年石川県金沢市生まれ。同志社大学卒業後、澁谷工業株式会社、KPMG港監査法人(現・あずさ監査法人)を経て2006年にアスト税理士法人を設立、代表社員に就任し、現在に至る。日本税務会計学会会員、日本証券アナリスト協会検定会員。著書に『決算書はここだけ読め!』『決算書はここだけ読め!―キャッシュ・フロー計算書編』(ともに講談社現代新書)、『人事・給与を決めるときの労働生産性分析』(日本法令)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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手押し戦車

14
現在お金を稼ぐ営業活動と将来のお金稼ぐ投資と企業買収の投資活動と資金調達と返済の財務活動のお金の増減。損益計算書の利益が黒字でも営業、フリーキャッシュフローがマイナスだと経営は良くない。フリーキャッシュフローがマイナスは成長期で投資後の営業キャッシュが上がっていないと無意味。粉飾は売掛金や棚卸資産が水増しされるか損失隠しで固定資産や貸付金が過大表示されている究極は負債と現金残高の改竄。粉飾が一時的に成功しても後始末が困難になり不必要な税金や配当を支払いが発生し会社の財務力を低下させてしまう。2015/02/25

1
ポストに投函するとこまで尾行して郵便局員を待って回収する話とかなかなかの鳥肌ものだった。会計基準と時代背景の話も身につまされるものがある。いつまでも今の感覚が続くと思わないようにしよう。さて00年代のキャッシュフロー計算書黎明期には浅薄な粉飾が多かったようだけど、キャッシュフローも含めて矛盾なく粉飾しようと思ったら実際できるっぽくて、いたちごっこ感は否めない。でも粉飾は誰もしあわせにしないっていう前川先生の信念は時が移れどそのとおりだろうし、そうであってほしい。粉飾ダメ、ゼッタイ。2019/03/04

いけいけ

0
粉飾決算はC/F計算書を見れば一目瞭然!という本。実例付きで分かりやすい。これだけで十分かと言えば、そうでもないような気もするが。2014/11/22

結きち

0
営業利益を上回る投資はダメ!損を隠すことに明けくれる人生は嫌だと、思いました。2014/01/09

mosak15

0
倒産した企業などを例にとって、キャッシュフロー計算書を通読する力を身につける、というコンセプト。再読必須。2012/08/19

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