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介助犬を育てる少女たち―荒れた心の扉を開くドッグ・プログラム

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062176972
  • NDC分類 K327
  • Cコード C8095

出版社内容情報

麻薬、窃盗、暴行。問題を抱えた10代の少女たちが、介助犬を育てる経験をとおして再生していく姿を追った感動ノンフィクション!

麻薬、窃盗、暴行。問題を抱えた10代の少女たちが、介助犬を育てる経験をとおして再生していく姿を追った感動ノンフィクション!

内容説明

アメリカ・カリフォルニア州にある「シエラ・ユース・センター」。ここでは非行をした少女たちが、社会できちんと生活できるようになるための教育の一環として、介助犬を訓練する「ドッグ・プログラム」が行われています。障害をもつ人の日常生活を手助けする介助犬を育てる―。その経験をとおして、さまざまな問題や生きづらさを抱えた少女たちが、少しずつ変わっていきます。

目次

第1章 少女更生施設で介助犬を育てる
第2章 エイミーという少女
第3章 わたしはぜったい逃げない
第4章 再出発
第5章 成長する少女たち
第6章 介助犬の旅立ち

著者等紹介

大塚敦子[オオツカアツコ]
1960年和歌山市生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。商社勤務を経てフォトジャーナリストとなる。エイズとともに生きた女性の記録で、98年度「準太陽賞」を受賞、『いのちの贈りもの―犬、猫、小鳥、そして夫へ』(岩波書店)にまとめる。写真絵本『さよなら エルマおばあさん』(小学館)で、2001年講談社出版文化賞絵本賞、小学館児童出版文化賞受賞。『平和の種をまく ボスニアの少女エミナ』(岩崎書店)が2008年青少年読書感想文全国コンクール小学校高学年の部の課題図書に選定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

瑪瑙(サードニックス)

44
アメリカの少女の更生施設で行われているドッグプログラム。複雑な環境のせいで、盗みやドラッグなどに手を出してしまった少女たち。愛されなかった事で自己を低くしか評価出来ない事が彼女たちの更生を妨げる。そこで始まったのが介助犬を育てるというドッグプログラム。犬は無償の愛を注いでくれるし、決して裏切らない。とても素晴らしい制度だと思います。つまずきながらも、犬と共に成長していく少女たちの姿が逞しくて素敵でした。2018/03/06

ねむねむあくび♪

43
児童書。少女更正施設で介助犬を育てる、様々な事情を抱えた少女たちのノンフィクション。犬たちに色々な命令と動作を教えながら、忍耐力やコミュニケーション力を、犬も少女たちも学び、信頼関係を結ぶ事を理解していく…。素晴らしいのはお互いを信じ合いつつも依存していない点。介助犬は、少女たちのペットではなく、介助が必要な人の為のパートナーだから。犬を専門に研究するというアメリカのバーゲン大学と、少年少女の更正施設の豊かさ、社会に根付いているボランティア精神。どれもが日本には不足。善いことは日本も真似て欲しいな。2013/08/07

yukision

41
大塚さんの本は「刑務所で盲導犬を育てる」「ギヴ・ミー・ア・チャンス犬と少年の再出発」に続き3冊目。こちらはアメリカの少女更生施設で介助犬を育てるプログラム。虐待やネグレクトを受け、自己肯定感が低い子たちが犯罪に手を染めやすい為、無条件で愛情を与えてくれる動物である犬を育て、社会に貢献することは子供たちの更生にかなり有効な手段だと思う。ただ、本人だけでなく親まで麻薬中毒だったり、社会に復帰してもギャングと関わりを持ったり、社会そのものの問題も大きいと思った。2020/06/11

かいゆう

20
こんな取組みがあることにビックリ!更生施設に入所する10代の少女たちが、更生プログラムの一つとして介助犬の訓練を行っている。犬と触れ合う事で得られる安心感や癒しだけでなく、仕事を任され、利用者の方にありがとうと言ってもらえることで、彼女たちは初めて自分の存在を肯定できるようになる。いろんな事を学べるいい取組みだと思いました。アメリカでは、精神的な障害のある人たちを助ける介助犬がいるということも初めて知りました。介助犬が増えれば、できる事が増える。日本ではまだまだ少ないようです。2014/07/10

Naomi

19
カリフォルニアの少女更生施設で行われている「ドッグ・プログラム(介助犬の訓練プログラム)」を追ったノンフィクション。著者の価値観に引っ張られ、少し読みにくい感じがしました。自分の主観を通さず、客観的に見て書くことの重要さを身をもって感じました。更生施設に入所してくる少女たちは、安心感や愛情を満たされていないように思え、まずそこを満たすことがスタートになるんだろうな。「犬たちは、わたしがどんな人間だとしても、愛してくれる・・・だから好きなの」という少女の言葉が、心に深く響きます。2015/01/02

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