出版社内容情報
生麦事件こそ明治維新成功のターニングポイントだった! その真相と秘められた暗号。現代に革命を起こすために必要な鍵が隠れていた
神奈川県知事として「現地・現場主義」を貫き、県内各地にくまなく足を運んできた著者。著書『破天荒力』で全国的に著名な箱根の「富士屋ホテル」創業の背景に、国内外をまたにかけた幕末・明治初期の偉大な男たちの大活躍があったという知られざる事実を明らかにしました。
以来、その土地の歴史の中、当時を生きた人々の姿の中に、いまを生きるわれわれが学ぶべきヒントが隠されていると考え、知られざる歴史に迫り、発掘していく作業をライフワークのひとつにしています。
本企画では、やはり神奈川県で起きた「生麦事件」に題を取り、知られざるその真相と、この事件が明治維新の一大転換期となった事実を解き明かしていきます。
一触即発の不穏な情勢の中、突発的な英国人殺害事件発生、イギリス艦隊の攻撃、薩英同盟、そして維新の回天へ……。鎖国を生きてきたはずの薩摩隼人の臨機応変さ、知性、胆力、そこから浮かび上がる幕末・明治の男たちの「気骨」には驚かされるばかりです。
情報や、肩書や、権力の有無が現実を決めるのではなく、「人間の意思」こそが現実をつくる。現代日本に決定的に欠けている「何か」を示してくれる、志ある現代人必読の1冊です。
第1章 文久2年8月21日の惨劇
第2章 生麦事件の舞台をめぐって歴史の旅
第3章 「無礼討ち説」は正しいか
第4章 「攘夷」が英国人を殺したか
第5章 「琉球問題」を抱えていた薩摩藩
第6章 明治維新の起爆剤になった薩英同盟
【著者紹介】
1958年、神奈川県に生まれる。慶應義塾大学法学部卒業後、(財)松下政経塾に入塾。1984年、米国ワシントンDCにて、ベバリー・バイロン連邦下院議員のスタッフとして活動。1987年神奈川県議会議員に立候補、県政史上最年少議員として初当選後、連続2期を務める。1993年衆議院に初当選し、連続3期を務めた後、2003年神奈川県知事に就任、2期務め2011年に退任。常に県民の意見に耳を傾け、ふれあいを密にした「現地・現場主義」を信条として活動する。
内容説明
なぜサムライたちは世界史に輝く平和革命に成功したか?財政破綻、外からの開国圧力、中央集権体制の限界―。文明の衝突と克己のドラマに日本の「成功方程式」が隠されていた。
目次
第1章 文久二年八月二十一日の惨劇
第2章 生麦事件の舞台をめぐって歴史の旅
第3章 「無礼討ち説」は正しいか
第4章 「攘夷」が英国人を殺したか
第5章 「琉球問題」を抱えていた薩摩藩
第6章 明治維新の起爆剤になった薩英同盟
著者等紹介
松沢成文[マツザワシゲフミ]
1958年、神奈川県に生まれる。前神奈川県知事。慶應義塾大学法学部卒業後、松下政経塾に入塾。米国ワシントンD.C.にて連邦下院議員のスタッフとして活動した後、神奈川県議会議員を二期、衆議院議員を三期、神奈川県知事を二期務める。受動喫煙防止条例や知事多選禁止条例、高校日本史必修化など全国初の先進的な政策を実行し、改革派知事として注目を集める。現在は、大学での講義や講演、執筆活動などの傍ら、吉本興業グループに所属し地域活性化のためエリアプロジェクトを推進する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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