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定吉七番(セブン)の復活

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062176392
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

二十数年前、スイスアルプスのクレバスに消えた「定吉七番」。最大の敵「NATTO」と戦うため、氷の中から、いま蘇る!

四半世紀の刻を経て、いま蘇る伝説の「定吉七番シリーズ」!

二十数年前、スイスアルプスのクレバスに消えた「定吉七番」。最大の敵「NATTO」と戦うため、氷の中から、いま蘇る!

日本中を熱狂させた幻のシリーズが、四半世紀ぶりに復活! はるか昔にバブルは弾け、長期の経済低調にあえぐ平成ニッポンが舞台。小番頭・雁之助といったお馴染みの面子に加え、強烈な新キャラも続々登場。爆笑必至のスパイアクションコメディ!

「定吉七番」――大阪商工会議所秘密会所所属の情報部員、「殺人許可証を持つ丁稚」である。唐桟の仕着せに前垂れかけて、愛用の包丁「富士見西行」を懐に、関西経済界の破壊を目論む悪の結社「NATTO(ナットー)」(汎関東主義秘密結社)との戦いに挑む。

第一話 氷漬けの丁稚
第二話 彷徨う定吉
第三話 新たなる敵
第四話 仕事する丁稚
第五話 潜入する丁稚
第六話 咆哮する丁稚
第七話 朝日村の秘密
第八話 帝国の復活
最終話 明日への飛翔

【著者紹介】
東郷隆(とうごう・りゅう)
1951年、神奈川県横浜市生まれ。国学院大学経済学部卒業。ジャーナリストとしてアフガニスタン内戦を体験、ノンフィクション『戦場は僕らのオモチャ箱』で作家デビュー。1993年『大砲松』で吉川英治文学新人賞を、2004年『狙うて候 銃豪村田経芳の生涯』で新田次郎賞を受賞。その博覧強記ぶりはつとに知られ、武器・時代考証のエキスパートでもある。
近著に『黒髪の太刀―戦国姫武者列伝』『センゴク兄弟』『魁偉なり――広瀬武夫伝』『青銭大名』などがある。本書は、いまや伝説といわれる「定吉七番シリーズ」、四半世紀ぶりの最新作である。

内容説明

「定吉七番」―大阪商工会議所秘密会所所属の情報部員、「殺人許可証を持つ丁稚」である。八つ接のハンチング、唐桟のお仕着せに前垂れかけて、愛用の包丁「富士見西行」を懐に、関西経済界の破壊を目論む悪の結社「NATTO」(汎関東主義秘密結社)に、再び挑む。日本中を熱狂させた伝説のシリーズが、四半世紀ぶりに復活。爆笑必至のスパイアクションコメディ。

著者等紹介

東郷隆[トウゴウリュウ]
1951年、神奈川県横浜市生まれ。国学院大学経済学部卒業。ジャーナリストとしてアフガニスタン内戦を体験、ノンフィクション『戦場は僕らのオモチャ箱』で作家デビュー。1993年『大砲松』で第15回吉川英治文学新人賞、2004年『狙うて候 銃豪村田経芳の生涯』で第23回新田次郎賞、2012年『本朝甲冑奇談』で第6回舟橋聖一賞を受賞。その博覧強記ぶりはつとに知られ、武器・時代考証のエキスパートでもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TERu☆

9
昔読んだ007のパロディ小説が、復活! 本編でも、死んだはずの、主人公 定吉が数十年ぶりに復活し、かつて戦ってきた組織に復帰し宿敵NATTOと対決! 中盤の盛り上がりはよかったものの、最後ぐだぐだと終わっていく、ゆる〜い感じが懐かしかった。2013/03/27

R

7
内容と同じく、古さがぬぐえない、そのテンションも内容も楽しさもといったところながら、あえて古臭くベタベタのコテコテで作られた小説でした。裏返って潔いとすら思える。様々な現代の面白エピソードを交えつつ、さほどに重要でもない話に切った張ったして、終盤には、作者が投げてるんじゃないか?と思うほど、はためたになりながら無事終焉するという不思議な魅力を持った小説でした。2013/04/27

sken

7
うわぁぁぁ……まさか定吉七番の新作を読むことができるなんてっぇ。思い起こせば遙か昔、実家にいた頃に兄貴と珍しく意気投合して読みふけったこのシリーズ。当時「なんクリ」で世に出た現政治家の某田中氏やホイチョイなどをモデルにした登場人物で、バブル真っ盛りの世相を、大阪は船場目線でめった切りにしてましたが、今回も政治家某田中をおちょくりまくっております。あんまりディープな世界なのでついていけない部分も多々ありますが、そんなことを気にしなくても笑い飛ばせるハチャメチャ振りは健在でございます。続編を希望します♪2013/03/04

Machina Sapiens @人工無能

6
定吉七番シリーズと言えば、言わずと知れたイアン•フレミングの、007シーリズのパロディだ。25年ぶりの新作となる本書は、どうも007シリーズのパロディからは、外れてしまったようだ。勿論随所に、色々な作品や事情ネタのパロディは散りばめられているが。かつての、ニヤリとしてしまうパロディは無いが、やはり、定吉七番は面白い。KIOSK(関東一円お弁当殺人協会)等、独特の略語も面白いのだが、謎だった敵方の組織NATTOが何の頭文字だったのか、今明かされる。2013/02/05

ポン・ザ・フラグメント

4
へえ、復活したの知らなかったよ。しかも、まるであの当時の定吉はアナクロではなかったかのような扱い。いやいや、当時から十分アナクロだったわけで――というか、当時は大阪そのものがアナクロだった。東京は世界で一番面白い都市だとか、恥ずかしげもなく言ってたしな。しかし、この復活本もすでに5年前に出ていたのだった。もう、何から何まで古い。時事ネタ古いし、スマホもねえし。最近もう色々と速すぎでしょ。こないだようやく本家の「スペクター」観たんだけど、ボンドに「知ってる?EUから離脱すんだぜ」と言ってやりたかったもの。2016/08/14

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