Yの悲劇―独裁者が支配する巨大新聞社に未来はあるか

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Yの悲劇―独裁者が支配する巨大新聞社に未来はあるか

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  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062176347
  • NDC分類 070.67
  • Cコード C0095

出版社内容情報

あの「清武の乱」から1年。読売側の執拗なバッシング報道や相次ぐ訴訟によって「悪者」に仕立て上げられた清武氏が今すべてを語る「どうせ清武って奴が悪いんでしょ?」 そう思ったあなたは巨大メディアにコントロールされている。巨人のコーチ人事をめぐって、2011年11月に勃発した「清武の乱」は、球団代表だった同氏の解任によって騒ぎが治まるかに見えた。ところが、その後も読売側による執拗な「清武潰し」は今日にいたるまで続いていたのである。1000万部という圧倒的部数による紙面を駆使したネガティブ・キャンペーン、「取材」という名目の尾行や挑発、あげくのはてには司法の力で私有の携帯電話まで開示させようとする異常。なぜこのような行為が巨大メディアを使って平然と行われるのか。はたして、あの巨大新聞社では何が起こっているのか? 誰よりも「Y」を知る2人が徹底討論。

第1章 全面戦争
第2章 大皇帝と小皇帝
第3章 社会部記者という生き方
第4章 社論の犯罪


清武 英利[キヨタケ ヒデトシ]
著・文・その他

魚住 昭[ウオズミ アキラ]
著・文・その他

内容説明

紙面を駆使した「清武バッシング」報道、「取材」という名目の尾行や挑発、司法の力で私有の携帯電話まで開示させようとする異常。あの新聞社ではいま何が起こっているのか?誰よりも「Y」を知る2人が徹底討論。

目次

第1章 全面戦争(「これは全面戦争だ」;読売の清武潰し;「社内警察」の脅威;解任劇;代表室を明け渡す ほか)
第2章 大皇帝と小皇帝(大量転向;社会部記者の覚悟はどこへいった;顧問が厚遇される理由;社会部が体制側に取り込まれる;小皇帝と呼ばれる男 ほか)
第3章 社会部記者という生き方(アンチ巨人の少年;抵抗心芽生える;学生運動の時代に;裏側をのぞいてみたかった;渡邊氏との遭遇 ほか)
第4章 社論の犯罪(社論を決めるのは私だ;渡邉恒雄氏の思想;大衆をいかに動かすか;異論を認めない罪 ほか)

著者等紹介

清武英利[キヨタケヒデトシ]
1950年宮崎県生まれ。立命館大学経済学部卒業後、75年に読売新聞社に入社。青森支局を皮切りに、社会部記者として、警視庁、国税庁などを担当。中部本社(現中部支社)社会部長、東京本社編集委員、運動部長を経て、2004年8月より、読売巨人軍球団代表兼編成本部長。「清武の乱」直後の2011年11月18日、専務取締役球団代表兼GM・編成本部長・オーナー代行を解任される。現在はジャーナリストとして活動

魚住昭[ウオズミアキラ]
1951年熊本県生まれ。一橋大学法学部卒業後、75年に共同通信社入社。87年から司法記者クラブに在籍し、リクルート事件などの取材にあたる。96年、社会部チームで連載、その後出版した『沈黙のファイル「瀬島龍三」とは何だったのか』(新潮文庫)で日本推理作家協会賞(評論部門)を受賞。96年退社。2004年、『野中広務 差別と権力』(講談社文庫)で第26回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しーふぉ

20
あの騒動についてやそれ以外にもついて二人で対談形式で語っている。大人気ない独裁者とそれを止めることが出来ないどころか忖度し小皇帝と化していく側近たち。内容は清武氏の記者時代の話しや新聞社独特の組織についての話しなどが面白かった。2016/03/02

ERNESTO

3
「Y」つまり読売の「独裁者」とは、言わずと知れたナベツネこと渡邉恒雄・会長兼主筆のことだ。 渡邉は、後ろ盾がない分、氏家齋一郎・水上健也を使って、自身の過去である共産党的・ボリシェヴィキ的発想で独裁を進め、犯されまくった読売の姿が映し出されていく。 元事件記者の二人の対論の形を取った本書では、読売(清武)と共同(魚住)の社風の違いも描かれる。 魚住は造船疑獄の連載で、指揮権を発動した犬養健法務大臣が、共同社長の犬養康彦であることから、社長に取材し、「児玉誉士夫から経済的援助を受けていた」2013/07/31

kozawa

2
ナベツネに喧嘩売って係争中の清武氏の立場で、主に権力・メディア告発系記事を書いてきた魚住氏との対談。清武氏の言い分からすれば、これは単に野球団の中の人事問題だけではなく、読売新聞の記事、体制自体のナベツネ体制の悪の面への全面戦争なのだと。仮にも社会報道で紙面でも書籍でも結果を出してきてることになっている清武氏。もし仮に彼が全面勝利したら、読売新聞は彼を呼び戻して改革するしかないんじゃねってぐらいの勢いで。あと、球団社長時代の話題では色々とプロ野球業界ネタも出て来てそっちの目線だけでも面白い。信憑性は知らん2013/02/10

1
2023/09/03

たにゃか

1
ナベツネ先生ぱねっす2015/05/05

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