出版社内容情報
「桜守」佐野藤衛門さんの活動を通じて、いのちをつなぐとはどういったことかを伝える写真絵本。著者初の子どもにむけたメッセージ。日本全国を飛び回り、傷ついた桜の手当てをし、桜の新種をさがす佐野さんは、「桜守(さくらもり)」とよばれています。
桜のいのちを守るしごととは――。
藤右衛門さんは四十年来の私の親友である。もちろん、寂庵の桜もすべてお世話になっている。ふだんは磊落豪放な人柄だが、桜の話をするとたちまち人相まで慈悲にみちた仏さまのように和んでくる。
桜はこの人にとってはいとしい子供であり、命がけで恋いこがれた永遠の恋人である。桜に男一生の夢と命をそそいだ桜守のつぶやきは、どの言葉にも深い愛と祈りと哲学にみたされている。――(瀬戸内寂聴)
佐野 藤右衛門[サノ トウエモン]
著・文・その他
内容説明
日本全国を飛び回り、傷ついた桜の手当てをし、桜の新種をさがす佐野さんは、「桜守」とよばれています。桜のいのちを守るしごととは―。桜守のしごとをみやすい写真で紹介。
著者等紹介
佐野藤右衛門[サノトウエモン]
1928年、京都市生まれ。植藤造園当主。天保3年(1832年)より、植木職人として京都・仁和寺御室御所に仕える“佐野藤右衛門”の十六代目。十四代目より日本各地の名桜の保存につとめる「桜守」を継承。国内はもとより世界各国で造園、桜の植栽などで活躍、国内外の桜を育てている。故イサム・ノグチ氏デザインの、パリにあるユネスコ日本庭園を手がけた功績で1997年、ユネスコのピカソ・メダルを受賞。「勲五等双光旭日章」「黄綬褒章」「桜花章」等受章。財団法人「日本さくらの会」理事・技術顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ゆみきーにゃ
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けんとまん1007
Rosemary*