出版社内容情報
コーディネイターの死によって、待ちこがれた旅を失った4人の女たち。それぞれが、自分のための旅を求めて歩み始める、長編小説。
個人旅行のコーディネイトを手がけていた集子(あつこ)が死に、依頼中の4人の女が彼女の部屋に集まる。編集者、主婦、学生と、職業はまちまちの4人は、自分に用意された旅にも興味はあったが、集子の自分のための「最後の旅」にも魅かれる。キューバ、ポルトガル、南フランス、インドと、4人は集子が残した資料を受け取り、それぞれの生活に戻ってゆく。集子の死は、残された女たちを自由な旅へと連れ出そうとしていた。
【著者紹介】
脚本家、作家。映画『失楽園』『阿修羅のごとく』『嗤う伊右衛門』など、脚本を手がけた作品は多数。2005年には『ベロニカは死ぬことにした』の脚本とプ ロデュースを手がける。著書に『舌の記憶』(スイッチパブリッシング)、『食べる女』(新潮文庫)、『おいしい庭』(光文社)など。
内容説明
個人旅行のコーディネイトを手がけていた集子がパリで死んだ。数日後、依頼者の四人の女が集子の部屋に集まった。女たちは、生前の集子が書き残した「最後の旅」のことを知って心を動かされる。集子は世界中を旅しながら「私のための樹」を探していたという。職業や境遇はまちまちであった四人は新しい人生を求めて動き出す。集子の死は、残された女たちを自由な旅へと連れ出そうとしていた。
著者等紹介
筒井ともみ[ツツイトモミ]
脚本家、作家。映画『失楽園』『阿修羅のごとく』『嗤う伊右衛門』など、脚本を手がけた作品は多数。2005年には『ベロニカは死ぬことにした』の脚本とプロデュースを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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