出版社内容情報
アスペルガーである私が、言語聴覚士となりアスペルガー者の妻となるまで。当事者・支援者・家族という3つの立場で発達障害を語る。幼いときから落ち着きがなく、特定の物事にこだわりが強い女の子は、3歳になっても言葉を発しませんでした。自分の欲求がかなわないとパニックになって激しく泣き叫ぶ姿に、母親は大学病院や心理療法の専門家を訪ねまわりました。ある先生に「自閉症ではないか」と指摘され、彼女の「療育(治療教育)」の日々が始まります。
公立中学・公立高校へと進み、大学で心理学を学んだ後には、発達障害の「当事者」の立場に加え「支援者」の立場にもなろうと、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院へ進みます。
私生活では、「アスペルガーの館」というサイトを通じて知り合った、やはりアスペルガーである夫と結婚。発達障害の「家族」としての立場も得ました。夫とのユニークな出会いや夫婦生活、共同生活の工夫についても綴られます。
第一章 「アスペルガー症候群」との出会い
第二章 自分はいったい何者なのか
第三章 三つの立場で生きる
第四章 発達障害とどう付き合うか
村上 由美[ムラカミ ユミ]
著・文・その他
内容説明
アスペルガーの当事者である私が、言語聴覚士となり、アスペルガー者の妻となるまで。当事者・支援者・家族という3つの立場で「見えない障害」を生きる。
目次
第1章 「アスペルガー症候群」との出会い(母の療育;小学校入学;言語聴覚士への道)
第2章 自分はいったい何者なのか(決まらぬ進路;真雄との出会い;ふたりの新しい生活)
第3章 三つの立場で生きる(新米職員;叔父の死;テレビ出演)
第4章 発達障害とどう付き合うか(注目される発達障害;個別の視点を)
著者等紹介
村上由美[ムラカミユミ]
言語聴覚士。日本言語聴覚士協会会員。日本支援対話学会学会員。認定コーチング・スペシャリスト。1972年東京都生まれ。上智大学文学部心理学科卒業。国立身体障害者リハビリテーションセンター学院聴能言語専門職員養成課程卒業。重症心身障害児施設で広汎性発達障害児・肢体不自由児の言語聴覚療法や発達相談業務に携わった後、現在は、声に関するセミナーや自治体の発育・発達相談、発達障害関係の原稿執筆、テレビ出演や講演などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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