どはどぶろくのど―失われた酒を訪ねて

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062174008
  • NDC分類 588.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

女流飲み師本郷明美によるどぶろくをめぐる旅。作家・椎名誠氏との対談で見えた人間と濁り酒との関係など。どぶろく愛に溢れた一冊。

日本の文化である「どぶろく」。いつ頃から見なくなったのだろうか。かつては田舎の村や町では自家製のどぶろくも見られた。それほどどぶろくは生活に密接につながったものだった。小泉政権時代に作られたどぶろく特区、純米酒にこだわる酒蔵が作り出した絶品濁り酒、酒税法にしばられ苦労する日本酒作り、などなどどぶろくを巡るあれやこれやを真剣にルポルタージュ。世界の濁り酒を知る作家椎名誠氏との対談で見えた人間と酒の関係など。勉強になり笑えて感動するそんなどぶろくを巡る冒険本です。

第1章 序
第2章 どぶろく特区
第3章 濁った酒はなぜうまいのか?椎名誠さんに聞いてみた!
第4章 酒蔵の「どぶろく」
第5章 自家醸造

内容説明

どぶろくをめぐる旅。椎名誠とのどぶろく対談「濁った酒はなぜうまいのか?」を収録。

目次

第1章 序
第2章 どぶろく特区
第3章 濁った酒はなぜうまいのか?―椎名誠さんに聞いてみた!
第4章 酒蔵の「どぶろく」
第5章 自家醸造

著者等紹介

本郷明美[ホンゴウアケミ]
1967年福島県古殿町生まれ。専門商社、編集プロダクション勤務を経て1993年からフリーライターとなる。バリアフリー関連、歴史、政治などの分野を取材する一方で、自他共に認める根っからの酒好きを活かし、自称「のんべえライター」として記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むっちょむ

10
ふとしたきっかけで、実は自宅で簡単にお酒が造れる事がわかり、調べてるうちに出会った本。どぶろくという、食文化についての考察という感じ。すごく面白かった。お酒は大好きだけど、酔えればなんでもいいという感じでしか捉えてなかった。お酒は実は生き物で、火入れしなければ炭酸のようにシュワシュワしてるとか、生物と同じく飲みどきがあるし、ちゃんと、温度管理も必要。だからこそ気軽に自宅で造れるものだった。情熱かけて生きてるお酒を造ってる酒蔵さんや、税金や法律の矛盾。読んでるうちに、お酒がより身近に感じた。2015/06/09

たらこりっぷ

6
酒好きの方、この本を読むとどぶろくが飲みたくなります。本当に美味しいの?と試したくなるくらい、美味しそうに書かれています。しゅわしゅわ~と細かい泡がはじける感じと、米そのものの味が楽しめて、日本酒とは違うお酒と言ってもいいですね。「どぶろく=よくないもの」というイメージの元凶もよくわかります。日本酒やどぶろくを飲んで、米の消費にほんのわずか貢献している私です。2012/12/12

tom

4
日本酒のお勉強。どぶろくはいいぞ、うまいぞと書いてある本なのかしらと思って読み進めたのだけど、意外に内容の濃い本だった。明治以降、酒が課税対象となり、さらに戦中戦後にいかに安直に作るかという対象となってしまたことで、いい加減な日本酒が蔓延したという歴史は、そうだったのかと、びっくり仰天、勉強になりました。自家製どぶろくもうまいらしい。いちおうネットで調べてみたところ、私でも作れそう。試してみようというところまでの意欲には至らなかった(笑)。2012/04/03

まのん

1
スローフード、どぶろく桃源郷。なかなか理想は遠くても現実の煩雑な問題に正面から立ち向かっていった先人に感服です。高山で飲んだ天領のどぶろく、おいしかったなー。発泡してるどぶろくも飲んでみたい!!2014/05/15

犀門

1
#143★★★☆☆△仲間・のんべいライター本郷サンの本を初めて読んだ。どぶろくの基礎知識吸収なり。2011/12/21

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