出版社内容情報
沢木耕太郎初の、子ども向け読みもの。彫刻家のおじいさんと暮らす冬馬が、満月の夜、小舟に乗った横笛の上手な少年と出会うと……。沢木耕太郎が描く、少年の心、いのちの輝き。
湖のほとりで暮らすおじいさんの一軒家に、引っ越してきた少年が体験する、ふしぎな物語。
小さな湖のほとりに、木でできた家が一軒ぽつんとたっています。冬馬は、その家で、彫刻家のおじいさんとふたりで暮らしています。おとうさんとおかあさんが死んでしまい、おじいさんに引き取られてきたのです。おじいさんはその家を「みずの家」と呼んでいました。 ――本文より
著者初の児童向け書籍です。絵本「わるいことがしたい!」との同時刊行で、今後継続的に刊行していく沢木耕太郎氏児童書シリーズの第1弾。気鋭のイラストレーター浅野隆広氏が全見開きに描いたイラストレーションが、読者をファンタジーの世界に誘います。
沢木 耕太郎[サワキ コウタロウ]
著・文・その他
浅野 隆広[アサノ タカヒロ]
著・文・その他
内容説明
湖のほとりの一軒家で彫刻家のおじいさんと暮らしている冬馬が、満月の夜に見たものは?沢木耕太郎が描く、少年の心、いのちの輝き。
著者等紹介
沢木耕太郎[サワキコウタロウ]
1947年、東京都生まれ。横浜国立大学卒業。’79年『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、’82年『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、’85年『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞、’93年『深夜特急第三便』でJTB紀行文学大賞、2003年それまでの作家活動に対して菊池寛賞、’06年『凍』で講談社ノンフィクション賞を受賞
浅野隆広[アサノタカヒロ]
1967年、北海道生まれ。多摩美術大学卒業。書籍、雑誌の挿画などで活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。