僕がパパに育つまで―シングルファーザーの涙と再生の1年

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062172363
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

出版社内容情報

泣き虫シングルファーザーの涙と感動の実話!最愛の娘の誕生直後に訪れた最愛の妻の死。彼にとって子育てとは、自分育てでもあった。

●内容紹介
泣き虫シングルファーザーの、涙と感動の実話!
最愛の娘の誕生直後に訪れた、最愛の妻の死。
ダメダメな「僕」にとって、子育てとは、自分育てでもあったのだ…。

高校時代からの恋人リズは、美人で強気で優秀、結婚してからも家計は彼女が支えている。
サエないタイプの僕は、就職が決まらず、大人にもなりきれず、いつもリズに頼りっぱなし。
しかし、僕らに子どもができた! 家も買い、世界一の女の子、マディの誕生。
何もかも順調なはずだった・・・・・・そう、出産後わずか27時間で、リズが急死するまでは。

◇突然、愛する人を失ったとき、その悲しみにどう向き合えばいいのか?
◇まわりの人の支援を、どう受け止めればいいのか? 
◇まわりの人は、家族を失って悲しむ人を、どう支援すればいいのか?
・・・家族とは、親子とは、人と人との絆とは何かを問いかけるストーリーです。

●カバー前袖
ママと出会った場所に立ち、おまえを抱きしめた。
ママにプロポーズした階段を上る、おまえの手を握りしめた。
ママが死んだ場所で、おまえを腕に抱いてあやした。
おまえがいるから、僕は僕でいられる。

【著者紹介】
アメリカ合衆国ミネソタ生まれ。Yahoo!のプロジェクト・マネージャーだったが、育児と本書の執筆に専念するため退職。若くして配偶者、パートナーに先立たれた人たちの支援団体「リズ・ロゲリン財団」を創設。ロサンゼルス在住だが、娘とともにしばしば世界を旅している。www.mattlogelin.com

内容説明

愛する娘が生まれて27時間。愛する妻が、死んでしまった。美人で強気、なにをやっても完璧な君に、いつでも頼りきりだった、気弱でさえない僕。君が消えてしまったこの世界で、ちゃんとやっていけるのか?君が残した宝物を、一人で育てていけるのだろうか?すべての親と「誰かの子ども」に贈る、感動の実話。

目次

1(僕が未来の妻、わが子の母親に出会ったのは、ガソリンスタンドだった。あれは、一九九六年一月も終わりかけた火曜日、ふたりが十八歳のときだった。;あれが、リズが幼い少女のころに夢見ていたプロポーズだったかどうかはわからない。ふたりとも汗まみれの白いTシャツ姿で、おまけに時差ぼけ気味だったが、僕たちにとっては、それ以上ないほど「完璧に不完全な瞬間」だった。;僕は無理にでも微笑み、自信ありげな口調で、すべてうまくいくさ、と言った。ベッドの彼女の横に座り、点滴をしていないほうの腕をやさしく撫でた。「僕たちの赤ん坊は完璧だ。なんたって母親が君なんだからね」 ほか)
2(僕は、すばらしい父親以上のものになる必要があった。それなら、史上最高の父親になってやろうじゃないか。;涙はいつも突然湧き上がってきた。泣かずにはいられなかったが、マディの前では懸命に涙をこらえた。僕のつらさを感じてほしくなかったのだ。;自分の人生はこなごなになったというのに、まわりの人たちが何ごともなかったかのように暮らしているのを見ると、気がおかしくなりそうになった。しかし、見知らぬ人たちが大きな慰めとなってくれたこともある。 ほか)
3(彼女がいなくなって一日、彼女がいなくなって一週間、彼女がいなくなって一ヵ月、彼女がいなくなって一年。こういった日が近づくと、おぞましい日に目覚めたとき、自分が完全に崩壊するのではないかと恐ろしくて、しばらく用心深く過ごした。;職場復帰後の僕は、「妻が死んだ男」だった。同僚たちのなかには、死が伝染病であるかのように、僕に接する人もいた。とはいえ、僕には彼らを責めたりできなかった―僕も彼らの立場に立てば、おそらく同じような反応を見せたことだろう。;今、僕が負っている責任は、ただ赤ん坊を幸せにしておくこと以上のものだった―マデリンが両方の親から同じくらいの影響を受けられるように、ふたりが好きだったことをつづけ、さらに深めていく必要があったのだ。 ほか)

著者等紹介

ロゲリン,マシュー[ロゲリン,マシュー][Logelin,Matthew]
ミネソタ生まれ。Yahoo!のプロジェクト・マネージャーだったが、育児と執筆に専念するため退職。若くして配偶者、パートナーに先立たれた人たちの支援団体「リズ・ロゲリン財団」を創設。ロサンゼルス在住

服部由美[ハットリユミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュースの素

6
未熟児を産んだ後、一日後に妻リズが亡くなった。涙にくれる夫だったが妻の臓器提供を受け入れる。何もかもが不安と心配のどん底、友人や家族の協力でパパになって行くが 実話なので今後の子育ても続く。彼らの言葉や行動の端々に やはり日本とは違うなぁと言ったニュアンスを感じた。2016/04/16

ドイツ語勉強中

5
子育ては我が子が導いてくれる。私の3年間もそうだった。でもその隣に最愛の人がいないなんて… 家族と友人、ブログ、育児サークル設立、そしてNPO設立へ。助けられ助けながら、ふと隣を見ると、愛した妻の面影をたっぷり遺した娘が、猿(0歳)から人(3歳)へと成長している。 マデリンちゃんは今10歳。どうかこれからも健やかに! 著者のコミュニティの拡げ方がアクティブで凄いと思ったら、Yahoo!の元プロジェクトマネージャーとのことだった。2018/08/14

りす(*´ω`*)

2
表紙が素敵。マットのリズに対する愛情がひしひしと伝わってきて、こんなふうに愛されたらしあわせだなあと思いました。ただ、彼はちょっと排他的というか、自分と違う方法で悲しみを癒そうという人への理解が足りないと思う。留守電を聞くのも辛い人のほうが、定期的に留守電を聞きたい人より悲しみが深いという証拠はないでしょう。ママは?と善意で声をかけてくる人々のエピソードも、うんざり…ってかんじが露骨で、さみしい。辛いのはわかるけど…。国民性でしょうか?迷惑とか気味悪いとか、ハッキリ言いすぎてて… ♪ふわりのこと(ねごと)2012/08/02

野添真由美

2
文章の拙さは否めませんが、主人公・マシューの心情がよくわかる一冊です。2012/05/06

あおい

0
最愛の人を失うつらさわからないけど、毎日精一杯生きているマシューはとてもすごいと思う。2016/08/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4671556
  • ご注意事項

最近チェックした商品