僕とツンデレとハイデガー

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僕とツンデレとハイデガー

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062171113
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

天災や人災によって日常性を断ち切られると、
人は哲学をもとめる。
この本も、そうした要求にこたえる一つの試みだろう
哲学者 木田 元 

史上最大の情報に囲まれているがなにも確実なものがない現代。不安の時代を生きる私たちに必要なものは「哲学」だった。
確実なものとはなにか。それはどうすれば手に入れられるのか。そんな問いに挑んできた近代哲学を、本書は青春小説として解説。
今までは難解に思われてきたデカルトからハイデガーまでの西洋近代哲学を、少女たちの課外授業として深く面白く解き明かしていきます。
主人公は悩める少年。イデア学園に転生した彼は、少女として顕現した哲学者たちと巡りあい、その講義を受ける。そしてやがて人類究極の謎に直面し、大人になっていく。哲学。それが現代社会に欠けた、大切な人生の指針だった。哲学を知った彼は、強い心をとり戻す。

【目次】
第1章 ルネ・デカルト 
月曜日 神の存在を証明しよう
第2章 ベネディクトゥス・デ・スピノザ
    火曜日 人にとって人が一番大切なもの
第3章 ジョージ・バークリ&デイヴィッド・ヒューム
    水曜日 存在するとは、知覚されることである
第4章 イマヌエル・カント
    木曜日 天なる星空と、内なる道徳法則
第5章 ゲオルグ・ヘーゲル
    金曜日 世界は、絶対知へと向けて発展する無限の運動である
第6章 フリードリヒ・ニーテェ
    土曜日 神は死んだ。しかしなにも変わらなかった
最終章 マルティン・ハイデガー
    日曜日 世界がなければ僕たちもいない。
そして僕たちがいなければ世界もない。僕たちはひとりじゃない

第1章 ルネ・デカルト 
月曜日 神の存在を証明しよう
第2章 ベネディクトゥス・デ・スピノザ
    火曜日 人にとって人が一番大切なもの
第3章 ジョージ・バークリ&デイヴィッド・ヒューム
    水曜日 存在するとは、知覚されることである
第4章 イマヌエル・カント
    木曜日 天なる星空と、内なる道徳法則
第5章 ゲオルグ・ヘーゲル
    金曜日 世界は、絶対知へと向けて発展する無限の運動である
第6章 フリードリヒ・ニーテェ
    土曜日 神は死んだ。しかしなにも変わらなかった
最終章 マルティン・ハイデガー
    日曜日 世界がなければ僕たちもいない。
そして僕たちがいなければ世界もない。僕たちはひとりじゃない


堀田 純司[ホッタ ジュンジ]
著・文・その他

内容説明

ボク思う。ゆえにボクあり。彼女は、世界の真実を語りはじめた。不安の時代を生きる主人公に少女たちが人生の指針である哲学を鮮やかに講義する。

目次

第1章 ルネ・デカルト
第2章 ベネディクトゥス・デ・スピノザ
第3章 ジョージ・バークリー&デイヴィッド・ヒューム
第4章 イマヌエル・カント
第5章 ゲオルグ・ヘーゲル
第6章 フリードリヒ・ニーチェ
最終章 マルティン・ハイデガー

著者等紹介

堀田純司[ホッタジュンジ]
1969年、大阪府生まれ。作家。桃山学院高等学校を中退した後、大学入学資格検定を経て、上智大学文学部ドイツ文学科卒業。在学中はドイツ文学のみならず、ロマン主義から現代のヨーロッパ文学まで幅広く傾倒する。しかしその一方で、現代日本のキャラクター表現も熱心に学んでいた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

angelooo7

12
近代以降の哲学者のキャラ化ではなく、それぞれの哲学のエッセンスをかわいい女の子に載っけた感じ。ソフィーの世界や文学部唯野教授と同じカテゴリーの本。一番好きな哲学者カントが結構好みで良かった(笑) 意識的に避けてきたハイデガーに手を出してみようかな・・・2015/01/15

太田青磁

12
西洋哲学をライトノベルテイストで描いた作品。読書メーター新年会でタイトルのみで選んだいただきものですが、どこがツンデレなのかはいまいちよく分かりません。神戸さんあたりまではなんとかついていけるものの、春出川さんの言っていることはさっぱり分からず、倫理の教科書か参考書あたりで復習しないとなあ、という気分になります。2013/02/21

たい焼きは中身無し@復活したい

10
タイトルに魅かれて購入。内容は解りやすいと思う。各哲学者たちが講義をしてくれるのだが、ストーリーは期待しない方が良い。だけど入門編としてはお勧めする一冊です。大丈夫。中学生でも理解できた(`・ω・´)b2014/09/19

ひだりかわ

10
哲学は人生訓ではない。この世界や自己がいかにあるのか等の、根源的な問いに何とか答えようとする試みのはずだと思う。著者には、それがすっぽりと抜けて落ちているように感じる。「信じられるものはあるのか」という問いかけは一見哲学的に見えたとしても、それは人間の生き方に関わっていくものであり、正反対を向いている。そして、紹介されている哲学者の数だけ意見があって定まらないことは、哀しいことに、「信じられるもの」を哲学のうちに求めること自体の矛盾を自ら示しているかのようである。2011/09/23

CaLiLa

9
ど、どこがツンデレ!?と突っ込みつつ妙に納得の一冊。ただ、一面的で一方的かな?価値観が多様で無意味な現代の悩める青少年に向けるメッセージ性が強いかな。兎に角前向きな感じの解に重きをおいた、ちょっと一方的な解説書。2012/12/31

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