さようなら、ドラえもん―子どものためのテツガク教室

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さようなら、ドラえもん―子どものためのテツガク教室

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  • サイズ B6判/ページ数 162p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062170901
  • NDC分類 K104
  • Cコード C8010

出版社内容情報

強く生きるためのテツガクトレーニング
何のために生きているの? 「カトン先生」がカントの道徳論を指南する。
のび太のままではいられない!?

そう、「よいこと」ってのは、自分が心の底からほんとうに望んでいることなんだ。でも、弱いと自分が望んでいることも言えなくなる。仲間外れにされるのがこわいから、全部他人の意見に合わせる。ぼく(わたし)はこれでいいんだ、と言い聞かせても、じっと自分自身の声を聞いてごらん。「これでいいわけない!」っていう小さな叫び声が聞こえてくるだろう? なぜなら、それはきみのほんとうに望んでいることではないからだ。

1章 なぜ、死んではいけないの?
2章 なぜ、ウソをついてはいけないの?
3章 なぜ、人に親切にしなければならないの?
4章 なぜ、勉強しなければならないの?
5章 なんのために、生きてるの?


中島 義道[ナカジマ ヨシミチ]
著・文・その他

若泉 さな絵[ワカイズミ サナエ]
著・文・その他

内容説明

何のために生きているの?「カトン先生」がカントの道徳論を指南する。のび太のままではいられない!?強く生きるためのテツガクトレーニング。

目次

1章 なぜ、死んではいけないの?
2章 なぜ、ウソをついてはいけないの?
3章 なぜ、人に親切にしなければならないの?
4章 なぜ、勉強しなければならないの?
5章 なんのために、生きてるの?

著者等紹介

中島義道[ナカジマヨシミチ]
1946年福岡県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了。哲学博士(ウィーン大学)。2009年、電気通信大学教授を定年前に退官。現在「哲学塾カント」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さおり

60
図書館本。大学生の時、授業で習った哲学も全然わからんわーと思ったけど、有名な先生が中学生にもわかるようにと書いたこの本を読んでもやっぱ全然わからん。読むほどに、むしろわからなくなるな。2016/09/15

テツ

29
こども向けの哲学本。中島先生ご専門のカントについて等解りやすかった。こどもの頃はドラえもんがいたらいいなあと思っていた。でも今こうしてオッサンになるまで生きてきて振り返ってみると、ドラえもんがいなくても便利な道具がなくても、自分は自分の人生を自分だけで創り上げた自分自身を武器に歩いてきたんだなと感じる。思考すること。脆く崩れそうな思考を少しずつ少しずつ鍛え上げて世界と対峙すること。強く美しく在ろうとすることを忘れないこと。何度負けようと汚れようと忘れないこと。2018/10/17

ナチュラ

23
タイトルほどドラえもんとは関係ない。 のび太のようにドラえもんに頼るのではなく、あなた達は自分で考えなさいという意味なのだ。 中学3年生の生徒たちに中島先生が哲学について講義する内容。 なぜ、ウソをついてはいけないのか? なぜ、死んではいけないのか? なぜ、生きるのか? など、考えれば考えるほど わからなくなる。 あたりまえのことを深く考えるのが哲学。 やさしく哲学を学べる。2017/08/23

ちさと

18
厭世的でありながら「戦う哲学者」とよばれる中島先生が、なんと子供向けに哲学本を出してるぅぅぅ!!?だ、大丈夫なのかな?これは読んでみないと。子供たちとの対話方式でカントの哲学を紹介。中島先生が子どもたちを褒めてるのが違和感がありすぎてww本書の核心はカントの道徳論。完全に道徳的に良い行為はできない、でも「ない」と諦めるのではなく、どうせ死んでしまうと分かっていても、「よい自分」を目指して生きていくべきと言うもの。カント哲学の入門書として大人は楽しめるけど、子どもにはどうなのかな。感想を聞いてみたい。2025/04/08

にこにこ

9
真理を追求する生き方はできそうにないな。だって真理の扉を開くと手足を持っていかれるし。悟りも開けそうにないし、美しい生き方も難しいかな。でも、どんな生き方にも未来に続く意味があるんじゃないかと思っている。2019/02/28

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